先週水曜日の「アイマスタジオ サテライトステーション3」から注目を浴びている律子回です。
G4U対決を制したブンケイPが獲得する原画とは、果たして?
展開が期待を裏切らぬものだった事はさておき、今回は背景や構図の凝り様が半端無いですな。
些か残念だった「響」回と、外に出す事でクオリティを保った「真」回の上に積み上げられたのがこのクオリティなのだなぁ、と、しみじみw
エンディングまで一分の隙も無く、出し過ぎず惜しみ過ぎない素晴らしい完成度でした。
まぁ、例によって、感想は後日。
明日から暫く仕事が立て込むので、もしかすると1週以上遅れるかも知れませんが、
(全話放送終了に伴い「Read more」記述を解除しています。)
第十八話「たくさんの、いっぱい」
リズムカウントな体のハンドクラップ音に合わせて竜宮小町の三人の変顔からスタートw
リズムカウントに続く歌い出しは…な、「七彩ボタン」…だと?
大胆なパース、大仰なSEにテンポの良いカット割り。
背景の描き込み密度も高め。アバンタイトルから空気が違うぞ~。
「亜美、そこでぶれないで!」
「そう。伊織、指先!」
「あずささんは遅れてる、合わせて!」
りっちゃんによるレッスンスタジオでのダンス指導です。
律子「ダメ! い~い? 雑にならない事! 一回一回本番のつもりで! それと周りを良く見る! 亜美、さっきのミス分かってるわよね?」
亜美「うぇ~い↓」
律子「それと伊織は指先ね」
伊織「ちゃんと伸ばしてたじゃない!」
律子「伸びてない!」
伊織「伸びてるわよ、ほら!」
律子「もっとビシッと、こう!」
振りをビシッとやって見せ、亜美から「流石『元アイドル』」と拍手されるものの、その体勢を維持できずバランスを崩したのを伊織から「ほーんと、流石『元アイドル』よね」と揶揄される律子。
そのレッスンの様子を覗いているのは春香、千早、真。もうすぐ竜宮小町のシークレットライブがあるのでいつも以上に気合が入ってるとの事。
と、ここでまたしても千早が掛かってきた電話に出るためにその場を離れる伏線。
千早「何? 今仕事中だから」
苛立ちさえ見えない、感情が抜け落ちたかの様な声色の千早に、怪訝な視線を向ける春香。
千早を救うのは、いつも皆を見ていてくれる春香さん以外に居ないような気がするのです。(え? 赤羽根Pの立場は?)
律子「ダメ! もう一回頭から!」
亜美「ねぇ~、休憩は?」
律子「まーだ。あと伊織、指先」
伊織「何よ、どこがいけないのよ!」
律子「だから、こう!」
伊織「やってるでしょ!」
律子「出来てない、こうよ!」
伊織「やってるじゃない!」
そんな様子を見ていた真は、スタジオのドアを閉めて春香と顔を見合わせ笑う。
真「仲いいよな、あの四人」
いつの間にかしっくり来ている組み合わせなんだよね。
まぁ、その「いつの間に」は「2」での話でアニマスよりも前だったけど、
Aパート
伊織「あ~、もうダメ、動けない」
亜美「足がパンパンだよぉ」
長椅子に寝転がってダウンしてる伊織、その向かいの椅子に亜美とあずささん、その傍らに響と貴音が立つ部屋を俯瞰から。
伊織がおでこに貼ってるのは「ヒエペタ」になってる。
響「今までずーっとダンスの練習してたのか? 頑張るなぁ」
貴音「仕上がりは順調のようですね」
伊織「ちっとも順調じゃ無いわよぉ。細かいとこまでいちいち突っ込んで来るんだから」
亜美「うんうん。りっちゃんの場合、しごいてる時が一番生き生きしてるよね」
律子「聞・こ・え・て・ま・す」
伊織・亜美「「出た! 鬼軍曹!」」
律子「誰が鬼軍曹よ!」
あずさ「あらあら」
アバンタイトルと言い、ここのぼやきと言い、他の釘宮キャラに無い「伊織のキャラクター」が滲み出てて好きだなぁ。
ここであずささんが「JAVA TEA」の缶を顔に当てて一人上気したままなのが伏線だとは、最初見た時は気付かなかったな。
P「シークレットライブまで、あと五日か。反響の方はどうなんですか?」
小鳥「はい、ファンの方達もすごく盛り上がってて…」
竜宮小町宛の今月分のファンレターの箱を出して来た小鳥さん。
と、赤羽根Pはその中から封筒に入った写真を見つける。
P「あれ? …写真? 律子の、アイドル時代の?」
亜美「どれどれ~? おじさんに見せてごらん」
P「おい」
亜美「ほ~う」
律子「ちょっと待って!」
飛んで来て写真を奪い取る律子。
律子「って、これ、ミニライブの時じゃない。どこにあったんですか?」
P「この手紙の中に入ってたんだ。えーっと、『プチピーマン』さんからのファンレターだな」
律子「あぁ…もう、勝手に見ないでくださいよ」
亜美「プチピーマン?」
小鳥「律子さんの熱狂的なファンなのよ。律子さんがプロデューサーになったのも知ってて、今は竜宮小町を応援してくれてるの」
伊織「ふ~ん」
響「気合入ってるなぁ」
P「ずっと応援してくれるって言うのは、嬉しいよな」
律子「ええ、まぁ…」
亜美「おやおや~? その顔は、アイドルに復帰したくなってきたかな~?」
律子「馬鹿言ってんじゃないの! それより、明日はダンスを完璧に仕上げるからね!」
伊織・亜美「「うぇ~い↓」」
と、ここであずささんが「なんだか熱っぽい」と帰宅、それを気遣うりっちゃん。
日が替わって、ステージを準備中のライブハウス。どこかへ電話をかけているりっちゃんのシルエット。
律子「ねぇ、あずささん、まだ来てない?」
亜美「まだだよ」
伊織「また道にでも迷ってるんじゃない?」
と、あずささんから電話が、
律子「あずささん、今どこですか?」
あずさ「すみません、あれから熱が下がらなくて、念のためと思って病院へ来てみたんですけど…おたふく風邪だって…」
orz
伊織「じゃあ、ライブには?」
律子「とにかく、熱と痛みが引くまでは、安静にするしか無いらしいの。4,5日掛かるのが普通みたいだから、ステージに立つのは無理と思ったほうがいいわね」
亜美「えー! ライブ、中止すんの?」
律子「そうは行かないわよ。ファンは楽しみに待ってくれてるんだから、あずささんの分まで二人で頑張るしか無いわ」
そーゆー展開かよ!
あずささんのソロを抜いた構成を検討するりっちゃん。
と、ステージで「七彩ボタン」のダンスを合わせていた伊織と亜美が接触転倒。
伊織「気を付けてよね!」
亜美「ぅきゅぅ…だって!」
律子「二人とも、怪我無かった? どうしたの?」
伊織「あずさが居ない分、私達がステージをカバーしないといけないでしょ?」
亜美「少しでも大っきく動こうと思って…」
ダンスコーチ「確かに今のダンスのままだと、隙間が目立っちゃうかも知れないですね。何とかアレンジしないと…」
律子「そうですねぇ…」
ダンスコーチ「ただ、練習時間も少ないし、どうしても取って付けた感じに…」
ダンスコーチ再び! かっけーな。
俺の中ではこの先生は「たまちゃん先生」(玉置千砂子さん)と言う事になっていますw
伊織「ねぇ、だったらあずさの代わりに、一人代役を入れればいいんじゃない? そうすれば、ダンスはこのままで行けるわけでしょ?」
律子「えっ、無理よ。ライブまで4日しか無いんだから、少なくとも、歌と振りを全部覚えてる人じゃないと」
伊織「そうね。…歌と振りを全部覚えてて…」
亜美「ステージに立った経験もあって…」
伊織「スケジュールも合わせられて…」
亜美「竜宮小町の事は裏の裏まで知り尽くしてる人…」
伊織・亜美「「あぁ、…い、居たー!」」
ちょwwww、そーゆー展開かよ!
りっちゃんが伊織と亜美に迫られるこのシーンも構図芸が楽しいシークエンス。
伊織「律子しか居ないでしょ! 覚悟を決めなさい」
律子「ちょ、ちょっと待って!」
亜美「一生のお願いだよ、りっちゃん!」
律子「…お願い。考える時間をちょうだい」
シーンは変わって、日の暮れた事務所。
長椅子にはイヤフォンで楽曲チェック中の美希。ちょっとだけ聞こえたのは「relations」のイントロみたいだけど…
そして、りっちゃんはセットリストを再構築中…
律子「曲は増やさずに、トークを多めにして…あぁ、それだけじゃ厳しいか、うーん…」
この時に画面に映っていたセットリストがこちら:
- SMOKY THRILL (竜宮小町)
- Here we go!! (伊織)
- スタ→トスタ→ (亜美)
- 晴れ色 (あずさ)
- フタリの記憶 (伊織)
- YOU往MY進! (亜美)
- 9:02pm (あずさ)
- リゾラ (伊織)
- 黎明スターライン (亜美)
- Mythnaker (あずさ)
- ハニカミ!ファーストバイト (竜宮小町)
- DIAMOND (伊織)
- L<>R (亜美)
- ラブリ (あずさ)
- 乙女心盗んで! (伊織)
- ポジティブ! (亜美)
- 隣に… (あずさ)
- 七彩ボタン (竜宮小町)
「Mythmaker」が誤植ってるw
ってか、なんつー豪華なセットリストだよ。
誰が組んだか知らないが、これはリアリティよりも願望に振りやがったなw
アニマス新曲の「晴れ色」や「ハニカミ!ファーストバイト」、ファミソン楽曲はともかくとして、「リゾラ」「ラブリ」「DIAMOND」が生で聴けるライブなんて、想像する事すらちょっと困難ですよ。
けしからん! 実現してくれ!!1
P「なぁ、律子。伊織達から聞いたけど、ライブ、出てみたらどうだ?」
律子「え? 何言ってるんですか、プロデューサーまで」
怒ってるりっちゃんはかわいいなぁ。
と、そうこうしてるところに美希が、
美希「じゃあハニー、美希、帰るね」
P「おう、お疲れ。曲、覚えられたか?」
美希「うん、だいたい」
律子「そうだ! ねぇ、美希、あずささんの代わりに、ライブに出てみる気ない? 美希だったら歌も踊りもすぐ覚えられるし、ほら、前にも竜宮に入りたいって…あっ、ゴメン。何言ってるんだろ私…都合良過ぎよね」
美希「別に、やってもいいよ」
律子「ホントに?」
美希「でも、美希的には、律子、さんがやった方がいいと思う」
律子「…え、どうして?」
美希「美希が入るより、律子、さんが入った方がもっと竜宮小町だって思うから」
おー、ミキミキに諭されちゃったなぁ。
こーゆーのがあるからミキリツも味わい深いんだよなぁ。うん、今のは素晴らしかったね。
律子「私、プロデューサーになった時、中途半端な事はやめようって決めたんです。竜宮小町は、私が初めてプロデュースした大切なユニットだから、アイドルと兼業みたいな、いいかげんな事はしたくないって…」
P「プロデューサーとして考えたら、いいんじゃないかな?」
律子「え?」
P「竜宮小町のライブを成功させるために、現時点で一番相応しい人材は誰か? …もう答えは出てるんじゃないか?」
赤羽根P、ちゃんと背中を押しましたね。
いやぁ、「2」でりっちゃんを呼べるようになった時を思い返して胸が熱くなります。
Bパート
伊織「はい、指先伸ばして!」
亜美「遅れてる遅れてる!」
ちゅーこって、案の定、「七彩ボタン」のダンス練習で伊織と亜美にみっちりしごかれるりっちゃん。
亜美「じゃあ、今度は三人で合わせてみよっか」(満面の笑み)
伊織「そうね」(満面の笑み)
律子「えぇっ、無理無理無理~」
伊織「何よ、まだ30分も経ってないじゃない」
二人の顔が怖いですw
その日の練習を終えて、Aパート冒頭の伊織と同じ構図でダウンしてるりっちゃん。
律子「無理よね、やっぱり…そもそも、私があずささんの代わりにステージに立とうなんて…」
と、そこにタイミングよくあずささんから電話が、
あずさ「ほんとにすみません。律子さんには飛んだご迷惑を」
律子「い、いえ、そんな…」
あずさ「でも私、こんな事言ったら怒られそうですけど、ちょっと嬉しいんです」
律子「え?」
あずさ「律子さんが私の代わりに、ライブに出てくれる事が。やっぱり、伊織ちゃんと亜美ちゃんと、私と律子さん、四人で竜宮小町ですものね」
律子「あずささん…ここは大丈夫ですから、早く治して下さいね。私、頑張りますから、ライブの方は任せて下さい!」
おお、もう後に引けなくなったw
そして、翌日のダンス練習。ステージ衣装じゃないのは残念だけど、りっちゃんMAJIかわゆす…
亜美「ねぇりっちゃん、ライブでのりっちゃんの登場の仕方なんだけど」
伊織「やっぱり、いきなり登場してソロを歌うって言うのがいいんじゃないかしら?」
律子「え? いい、いい、私は単なる代役なんだから、ソロなんて…」
伊織「ダメよ! インパクトは必要だわ」
亜美「なんか、歌いたい曲とかある?」
律子「無いわよ、そんなの。アイドル時代の持ち歌なんて、どうせ誰も知らないし…あ…」
亜美「なに?」
律子「…う、うん、無いわけじゃないけど…」
伊織「ほら、やっぱりあるんじゃない」
亜美「じゃ、決まりだね」
律子「ちょ、ちょっと待ってよ」
おぉ、どっちを持ってくるかな?
シーンは変わって、再びライブハウスへ。
スタッフ「それじゃ、明日のライブのゲネプロ始めまーす!」
おぉっ、もう前日か。
ちゃんとステージ衣装「プリンセスメロディ♪」で「七彩ボタン」のパフォーマンスです。
そうそう、あずささんの代役としてりっちゃんが相応しい理由のひとつが衣装のサイズ…げふんげふん。
が、曲の最中に客席の方に目をやった瞬間、動きの止まってしまうりっちゃん。
りっちゃんがその瞬間に幻視していたのは…
P「どうしたんだ、律子、何かトラブルか?」
律子「えっ、あぁ、えっと、いえ…す、すみません、なんか、久々のリハで上がっちゃって…はは」
伊織「もう、リハで上がってどうすんのよ」
律子「そうよね、ゴメン、伊織、亜美」
そんなりっちゃんに、心配そうな伊織と亜美。
その夜、事務所の近くの公園にて一人で「七彩ボタン」のダンス練習をするりっちゃん。
と、そこに帰路の小鳥さんが、
小鳥「ダンスの練習ですか? でも、そろそろ明日に備えて、身体を休めた方が…」
律子「今日も来てました? 竜宮へのファンレター」
小鳥「ええ、ライブが近付くに連れて、増えてますよ」
律子「凄いですよね。今日、なんか実感しちゃいました。私がアイドルやってた頃より、伊織も亜美も、ずっと先を走ってるんだなぁって…そんなあの子達と同じステージに立つんだって思ったら、なんだか…」
小鳥「律子さん…」
その頃、設営の続くライブハウスに残っていた赤羽根Pに、伊織と亜美から電話が、
亜美「だから、明日のライブに招待したい人達が居るんだってば!」
伊織「席の方は何とかなるの?」
P「少しぐらいは大丈夫だと思うけど…」
りっちゃんを気遣う伊織と亜美が「招待したい」と言うのだから、それはつまり…
と、今度はあずささんから赤羽根Pへ電話が、
あずさ「あの、明日のライブの事で、ひとつお願いが…」
本番前夜だと言うのに赤羽根Pも気が休まりませんな。
そしてついにライブ当日、舞台袖から客席を伺う伊織と亜美。
亜美「おー、入ってる入ってる」
伊織「いい感じに盛り上がってるじゃない」
P「いよいよだな。頑張れよ」
伊織「とーぜん!」
亜美「ぶちかますっきゃ無いっしょ!」
P「律子もな」
律子「ま、任しといて下さいよ!…(ど、ど、どーしよう…メチャクチャ帰りたい)」
りっちゃんの声の表情も、流石にベテランの風格だよなぁ。キャラが降りてる…
そして、いよいよシークレットライブが開演します。
伊織「じゃあ、先行くわよ」
亜美「りっちゃんの登場、がっつリ盛り上げるからね!」
挨拶の後、まずは「残念なお知らせ」とあずささんが急病で出演できない事を告げる二人。
そして、あずささんからのビデオメッセージが、
律子「あずささん…これ、自分で?」
P「あぁ、録画したから取りに来てくれって、昨日、電話があったんだ」
ですよねー。ちあキングと言えばビデオメッセージですよ(違
劇伴は「Colorful Days」インストロメンタル、だと? これはいい。じんわりと心に染み入るなぁ。
あずさ「それと、今日は私の代わりに、とーってもスペシャルなゲストが出演する事になっているので、皆さん、ライブ楽しんで行って下さいね」
亜美「おーっと、気になる一言が飛び出しましたねぇ。スペシャルなゲスト!」
伊織「そう、シークレットに相応しい、シークレットなゲストが、この後ステージに登場しちゃうんです」
舞台袖でプレッシャーにガタブルのりっちゃん…
伊織「その人は、竜宮小町に無くてはならない大事な人」
亜美「怒るとチョー怖かったりするけど、いつも亜美達の事を、すっごく考えてくれてるんだ」
伊織「私達が、今ここに居られるのは、その人が支えてくれたから。ずっと一緒にやってきた、大切な仲間です」
亜美「じゃ、紹介するね。竜宮小町のプロデューサー」
伊織「そして今日は、765プロ所属アイドル」
伊織・亜美「「秋月律子!」」
やべっ、うるっと来た。
ガチガチに緊張しまくった様子で舞台袖から登場したりっちゃん、挨拶の後…
亜美「それじゃありっちゃん、行ってみよう!」
伊織「曲は…」
伊織・亜美「「いっぱいいっぱい!」」
きったぁぁぁぁぁあああああああ!!!!
しかも、これなんか新録っぽい! 歌い方違うもん。
律子「(あぁ、声上ずってる…手足も震えて…あの時も緊張してたなぁ…)」
あの写真のイベントを思い出す律子、
律子「(初めての単独ミニライブ、一曲目のこの歌でみんなが乗ってくれたから最後まで歌えた。あの時のファンはここには居ないけど、せめて精一杯…)」
と、サビで耳に飛び込んできたのは御馴染みの「いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい」のコール。
ステージ上の律子の目には、単独ミニライブの回想から飛び出して来たような緑色の光が、客席後方で緑のサイリウムを振る集団が。
舞台袖から見守る伊織、亜美、赤羽根P、
亜美「プチピーマンさん、結構いっぱい連れて来てくれたね」
伊織「にひひっ、ファンクラブに連絡して正解だったわね」
緑の光と共にノリが客席を満たすように広がって行き…
律子「(震えが、止まった!)」
軽やかにステップを踏むりっちゃん、サビに加わる伊織と亜美…
輝いてるなぁ。これこそがまさにアイドル若林直美、じゃなかった、秋月律子、笑顔が眩しい。
ここで最後まで歌わずにフェードアウトは惜しいけど、出し切らない事がちょうどいいんだろうなぁ。
ライブが終わり、客出しの終わった空っぽの客席を見渡すりっちゃん。
P「お疲れさん」
律子「プロデューサー、お疲れ様でした」
P「いいライブだったよ。どうだった? アイドルに戻ってみて」
律子「そうですね。ステージで思いっきり歌って、ファンの人達にも応援してもらって、正直、楽しかったかも。…でも、私の居場所はここじゃないです。光を浴びて輝くのは、あの子達の仕事。私の仕事は、彼女達をもっと輝かせる事、それが、はっきり分かりました」
P「そうか」
律子「ふふっ、な~んて、先の事は分かりませんけどねー。もしも私が、『やっぱりステージが忘れられない、アイドルに復帰します』ってなっちゃったら…その時はプロデュース、お願いしますね」
おぅふ、りっちゃんが可愛過ぎる上に、まさかの「アニマス外への伏線」を張りやがった。
しかも、ゲームの「2」ではこの伏線は消化・回収できないわけで…
「ディレ1」こと石原さん、貴方「監修」の身でこのシナリオを通したんだから、責任持って「3」作らなきゃですよね。
シーンはまたまたアバンタイトルと同じレッスンスタジオへ。
律子「ほーら、また、さっきと同じとこよ。伊織、何度も同じミスをしない!」
伊織「わ、分かってるってばぁ」
律子「もう一回頭からね」
伊織「何よ、こないだはステージで震えてたくせに!」
亜美「すっかり鬼軍曹に逆戻りですなぁ」
律子「聞・こ・え・て・ま・す!」
伊織・亜美「「うわー!」」
あずさ「あらあらまぁ」
律子「鬼軍曹で結構、これからは今まで以上にビシビシ鍛えるつもりよ」
亜美「うぇ~」
伊織「何でそうなるのよ~!」
律子「いつか竜宮小町がトップに立つって、信じてるから」
伊織・亜美「「…え」」
律子「でしょ?」
伊織「そ、そりゃそうだけど…」
亜美「う~い、それを言われちゃぁ…」
あずさ「弱音を吐くわけには、行きませんね」
あぁ、いいなぁ、この四人。ホントこの四人いいなぁ。
りっちゃん視点で竜宮小町をプロデュースするスピンアウトがあっても良いと思うのよ。
当然、プレイヤーたる秋月律子Pも(ポポポ音じゃなく)フルボイスで。
Ending
「魔法をかけて」キター!
しかも、エンディングの止め絵がまた神懸かった出来じゃないか。
876プロ再登場、しかも、涼ちんが愛と絵理にランジェリーショップへ連れ込まれそうになっていると言うシチュエーションがまたいいw
以上を総括すると、リッチャンハカワイイデスヨ?