最近じわりじわりと「Pヘッド 作り方」での検索が増えているようです。
冬ライブに向けて作ってみた、なんて話も小耳に挟んでいます。
先週までは「ハロウィンが近いからジャック・オ・ランタンのパンプキンヘッドでも作るのかな?」なんて思ってたんですが、11月になっても一向に減らない。
これはもう、冬ライブのチケット争奪戦が始まった事で、皆が「今度の冬ライブこそPヘッドで参加したい!」と準備を始めたに違いないね!
(と思ったんだけど、もうひとつ、「2013年元旦のWebアニメ『ぷちます!』配信開始をPヘッドで迎えたい」と目論んでいる可能性もありますかね。今思いついたんだけど、電撃さん主催で大晦日にカウントダウンイベントやればいいんじゃね? 中の人ゲスト無しなら「ベルサール秋葉原」規模じゃなくても問題無いはず…)
話が脱線しましたが、アレだよ。みんな冬ライブの準備を始めたんだよね?
と言うわけで、今年こそはライブ会場周辺で開場を待つ前の「何となくお祭り騒ぎ」に混ざりたい貴方、
「でも、コスプレってちょっとハードルが高いなぁ…」と考えているそこの貴方、
「季節的にオリジナルのネタTシャツで外うろつくには寒過ぎるし…」
「贔屓のチームも無いのに痛ユニホームは図々しいかな…」
「特攻服とか法被とかは着る勇気が…」そんな貴方!
Pヘッドは如何ですか?
冬はPヘッドには大変都合の良い季節です。
背広は元来、日本より寒い国の防寒着として成立した衣装ですから、寒い季節にこそちょうどいい。
夏場に日差しの下でフルフェイスのPヘッド被ってると熱が篭ってかなりヤバイ事になりますが、冬ならむしろ暖かい。
冬こそPヘッドを被るべきなのです。Pヘッドは防寒着!
と言うわけで、冬ライブまで少しずつPヘッドを推して行きたいと思います。
夏の7thライブでは残念ながら時間が合わず、3人居ながらも集合写真を撮り損ねましたが、今度こそ集合写真を!
今度の冬には、少なく見積もっても(チケットさえ取れれば)5人以上は現れるはず。
Pヘッドを広め、今度こそ集合写真の夢を現実にしたいと思う次第。
「Pヘッド」とは何か?
狭義では、「ぷちます!」に見られるような頭部がアルファベットの「P」の文字の形状で表現されている状態を指します。
広義では、顔面に「P」の文字が貼り付いている「Pフェイス」状態を含みます。
どちらも、アイドルマスターの世界におけるプレイヤー(貴方)自身である「プロデューサー」を描いた漫画的な表現です。
公式サイトでは、Xbox360版「THE IDOLM@STER」(いわゆる「無印」)のDLC紹介ページ内の「ぷろとん」先生の4コマ漫画内で「Pフェイス」、即ち「顔面がP文字で表現されたプロデューサー」を確認する事が出来ます。
恐らく同人界隈ではXbox360版以前(アーケード版の頃)から存在していた表現だと思いますが、初期の頃の事は私には分かりません。
参考:2次元媒体におけるP表現のバリエーション
参考までに、我々が被る「Pヘッド」の元ネタであるところの、同人誌やイラスト等の2次元媒体における「プロデューサー」の描かれ方についてまとめてみます。
貴方はどんな「P」になる?
Level.1 : 比較的写実的な「人物」の表現
特殊なデフォルメは施さず、その作品のテイストに準じた普通の人間の容姿で描かれる。
伝統的に暗色のスーツ上下にワイシャツとネクタイ姿で描かれる事が多いようだ。
バリエーション:
描き手の中のプロデューサー像であったり自己投影であったりするため、その姿は千差万別である。
眼鏡の有無は描き手によるが、プレイヤー(即ち「プロデューサー」)側の眼鏡率の高さが反映されているように思える。
ダークスーツに濃い黒のサングラスで描く作家さんも居る。これはウッチャンナンチャンの内村光良氏がお笑いバラエティ番組などで「プロデューサー」役を演じる時の様な、世間一般の「プロデューサー」の定番イメージのひとつと思われる。
- 例:サークル「スクリー射撃」さん
アニマス以降、アニメで描かれた赤羽根Pのイメージに引っ張られたり、赤羽根Pそのものを描かれる作家さんも多い。
Level.2 : 人間の顔に「P」の文字が張り付いている表現
顔面以外の全身は「その作品のテイストに準じた普通の人間の容姿」だが、顔面に文字が張り付いているように表現される。
一般的には「目・鼻・口」あるいは「額から唇の上あたり」までが文字によって覆われている。
この時の「P」の文字はあくまで抽象的な表現であるため、コマによって選択的に描いたり描かなかったりと使い分ける作家さんもいる。
例えば、顔の一部(目や口)をアップで描くコマにおいては表情描写を優先して「P」字は描かず、引いたアングルにおいては「P」字で描かれる。
エロゲ主人公等でよく見られるように、目の辺りを隠す事で存在感や個性を薄め、主たる被写体であるアイドルの存在感を強調したり(プロデューサーの背景化)、無個性化によりPへの自己投影を促す効果もあるものと思われる。
バリエーション:
「P」の文字は一般的には太い白抜き文字で描かれるが、稀に細字であったり、厚み・奥行きを持つ立体的な文字で描く作家さんも居る。
また、側頭部、後頭部など、顔面を隠さない位置に「P」文字を貼り付けているものも、
- ゴシック体(サンセリフ)細字の「P」
- ゴシック体(サンセリフ)ボールドの「P」
- ゴシック体(サンセリフ)ボールドで厚みを持つ「P」
- 例:サークル「少女騎士団」さん
Level.3 : 頭部自体が立体的な「P」文字形状の構造物となる表現
首から下は普通の人間だが、首から上は「P」の文字を立体化した地球上の既知の生物ではありえない形状で描かれる。
まるで被り物のようだが、作中ではそれが頭部そのものであるかのように扱われる。(抽象表現と、抽象表現のメタ表現が混在する事が多い)
ギャグ漫画等のコミカルなストーリーでよく用いられる。
頭が割れる、潰れる等の過激で残酷な表現を施しても、実際の人体の描写と違って印象がソフトになる利点がある。
- 例:「ぷちます!」
バリエーション:
首の上に「P」文字形状の頭部が乗っている場合と、首が「P」文字形状の一部となっている(即ち、鎖骨の辺りから首の替りに「P」文字が生えている)場合がある。
また、「P」文字の向きについて、正面向き、左側面向き(顔面が垂直線、後頭部が半円弧、当人から見て左側面が「P」文字、右側面が「P」の鏡文字となる)、右側面向き(顔面が半円弧、後頭部が垂直線、当人から見て右側面が「P」文字、左側面が「P」の鏡文字となる)の3種類が見られる。
Level.4 : 全身が立体的な「P」文字状の構造物となる表現
もはや人間ではなく記号である。
そこにPが存在している事しか表せない(表情や体型・体勢を表現できない)ため、ギャグ漫画でもあまり用いられない。
動きの無いシーンにおいて、充分に引いたアングルで人物の位置関係のみを表すための抽象表現として用いられる場合がある。
- 例:ピーちゃん
Pヘッド類の制作・運用に関連するエントリ
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