尾崎さんのチャームポイントは…まるでだめなところ?

↑誌名です。俺が言ったんじゃないよ!
まぁ、誌名で思わず噴いたから買ったんだけど、

ざっくり表紙だけ目を通しても涼夢本ばかりだったのですが、流石に同じ組み合わせばかり御紹介するのもアレなので、ここはひとつ、絵理と尾崎さんの4コマギャグ本を。
「くらげもどき」さんのC77新刊「尾崎さんのチャームポイントは…まるでだめなところ?」です。

C77最終日に西館アイマス島で購入。
ギャグ本は表紙やタイトルのインパクトで中見ずに買う事が多いですね。
これも表紙にやられました。で、開いて最初のページの「あの自信は」でまた噴く。

ゆる~く尾崎さんをいじる感じがいいです。

DS:ストーリー「それから…」

と言う訳で、三人一巡してストーリーモードに出現するエンディングエピソード「それから…」。

花火が打ちあがるシーンから始まる。場所は「アイドルアルティメイト前夜祭会場」。
すげー、花火大会並みの打ち上げっぷりだったぞ。(そりゃまぁ花火大会の使い回しですから、)

「男の子のアイドルとしてようやく認めてもらえた僕の…晴れの舞台!」
ほう、涼の視点なのか。
いやまぁそれはいいんだけど、普段着でパーティに参加すんなよ。せめて制服でも着て来い。

「最高に輝いて見せるぞぉ。僕のこれまでの、全てを賭けて!!」
「何パーティ会場でリキんでるのよ。恥ずかしいわね」
この声は、夢子さん?(ポポポ音だけど)

「どうしてここに?」
「私が居たら、悪い?」
その不貞腐れた表情がかわいいぜ。

「あ、何で驚いたのか分かった!さては、別のアイドル、こっそりナンパしようって企んでたでしょ!」
「えええええっ、そ、そんな事、思ってないよぉ」
「本当…? なら、いいんだけど」
このツン女、すっかり彼女気取りだ。重ね重ねかわいいぜ。

アイドルアルティメイトには出場権の無い夢子さんだが、所属事務所の社長の付き添いで来たと言う。
それはそれとして、夢子さんに「絶対優勝するぐらいの覚悟で」と発破をかけられる涼。
「もし負けたらどうなるか、分かってるでしょうね」
「どうなるの…?」
「私が予約しておいた祝勝パーティ用のレストランのキャンセル料、あなたに半分払ってもらうわ」
…気が早いなぁ。
つーか、愛されてるなぁ。軽く嫉妬するぜ。
「ええええっ、そんな手配、いつしたの~? それに、もし本当に優勝できたら、祝勝パーティは正式なのをやる気が…」
バッカ、そんなの二人っきりでに決まってんだろ!
空気読め。女に恥をかかせる気か。
「そんな形だけのパーティ、どうでもいいでしょ! 私がせっかく企画してあげたんだから、こっちに参加しなさいよ!」

まだ空気読めてない涼クン、夢子さん企画のパーティには誰を呼ぶのかと問う。
「そんなに呼べるわけないでしょ? せいぜい…あなたと私ぐらいよ」
顔を赤らめた夢子さんが殺人的にかわいい。
「じ、自腹なんだからしょうがないでしょ! 私はしみじみしてる方が好きなの!」
「でも、幾らなんでも二人だけなんて…」
お前はどこまで鈍いんだ。
「ほう、では僕は呼んでもらえないと言う事かな」
こ、この声は、武田さん?(やっぱりポポポ音だけど)
つ・ま・り、三角関係ですね! これは期待せざるを得ない。

「武田さん♪」
「そう、僕だ」
噴いた。

武田さんからも「スケールの大きいパフォーマンスを」と激励のお言葉を頂く。
夢子さんはめげずに武田さんへアピール続行。
「ふむ、その件なら検討中なのだが…じつは僕の番組自体、危機に陥っていてね」
な、なんだってー?!
「次の番組改編期を乗り切れるかどうか微妙なのだよ」
…世知辛いと言うか、極めて現実的な危機と言うか。
後番組の候補としてお色気番組が上がっていたり、視聴率稼ぎのためにモノマネのコーナーの企画案が身内から上げられたり、内憂外患に振り回されている模様。うへぇ、なんだかなぁ…。
それを聞き、「私も番組を守るために一緒に戦う」と改めて売り込む夢子さん。その強(したた)かさは嫌いじゃないぜ。
「ふむ、その申し出はありがたい。ところで…桜井君」
「はい!」
「君…ものまね、できる?」
「…は?」
「…いや、聞いてみただけ」
噴いた。
でも、夢子さん、泣いちゃいましたよ?
「ほんの冗談だったんだが…」

涼が飲み物を取りに行くと、絵理とぶつかる。
ここで少し言葉を交わし、絵理の視点にスイッチした。
「あの喋り方、すっかり…男の人」
…いや、もともと男の人なんですよ?

そして、久し振りに尾崎さんも登場。
「不思議だなって。デビュー前、誰ともしゃべれなかった私が、涼さんみたいな男の人とも、平気でおしゃべりできるように…」
亜美真美や伊織とも交流が続いているそうで何より。
「尾崎さんの言う通り。外の世界…楽しい事、いっぱいだった」

まぁ、それはいいんですけど、尾崎さん、あんまり絵理とイチャイチャしないで貰えます?
「コラー、そこのロン毛! センパイとイチャイチャするなーッ!!」
この声は、サイネリアじゃないか(いえ、もちろんポポポ音ですが)
そう言えばこっちも三角関係だったね。
「このアタシの目を盗んで、ヘブンモードなんて許さないんデスからッ!」
語尾の促音(小さい「つ」)がカタカナなのも気になるが、『ヘブンモード』ってやっぱ元ネタは『ヘブン状態』?

「で、ロン毛! アンタ、このアタシになにか言うコトがあんじゃない?」
絵理と尾崎の再会を助けた事を恩に着せるサイネリア。尾崎さんは素直に感謝を示すものの、
「これでもうさっさと帰ってね。あなたが居ると絵理の邪魔だから」
「お礼ならちゃんと言ったでしょ。はい鈴木さん、さようなら、お疲れ様」
相変わらず大人気無くサイネリアと言い合う尾崎さんでしたとさ。
お前ら二人とも、こんなところで騒いで絵理に恥をかかせるなっつーの!

絵理にはお構い無しでエキサイトする尾崎さんとサイネリアに、
「もしかして、ふたり…実は、仲良し?」
ふむ、その発想は無かったが、言われてみればそうとも取れる。
「わ、わたし、ちょっと向こう行ってるね!」
その場を逃げ出す絵理。
「あのふたり、なんだかんだ言って、いいコンビ…」
そうだね。尾崎さんだけだとちょっとアンバランスなので、鈴…サイネリアが居てくれると助かる。

「ああああっ、その肉、あたしが食べようと思ってたのにーっ!」
一番うっさい人キタコレ。
「あれ? あそこのテーブルで料理の取り合いしてるのは…」
取り合いって、(^^;

ここで愛の視点にスイッチする。
「ここの食べ物おいしーですから摘んでみてください♪」
いいから舞さんを出しなさい。
「そう言えば愛ちゃん、このところ…お母さんとは、どう?」
そうです。さっさと舞さんを出しなさい。
「ママとですか? えっと…別に、これまでと変わんない感じです!」
変わんないっつーと、仕事で蹴落とし合って梅干弁当ですか?

「でも、まさか愛ちゃん。ああ言うタイプの歌得意なんて、思わなかった」
そう言えば三瓶さんの「ALIVE」も良かったんだけど、流石に涼ソロ「ALIVE」M@sterVersionは出ないだろうなぁ。
「いろんな思い出がある分、あの歌、歌う時は、カーッと燃えられるんです! 『ALIVE』には、あたしの生まれてからの全部、詰まってますから」

そうこう言ってると会場の入り口の方で何やら騒ぎが。
「壁際から急いで離れてーっ! 危険かもしれないですから、早くっ!」
まなみさん? と言う事は…舞さんが会場乱入?
「御願い、手を貸して! みんなを避難させて~!」
「へ? 避難?」
いやいやいや、避難ってww 何事ですか、一体。
「来るの、間も無くここへ、あの人が!」
テロリストや怪獣じゃないんですから、

『―キュラキュラキュラキュラ…』
ちょwwおまwww いやいやいやいや、それ効果音おかしい。
豆タンクだの重戦車だのってのは比喩表現だろ。なんで履帯走行音なんだよ!
愛「これ、何の音???」
絵理「これ…、多分…無限軌道。つまり…キャタピラ?」
キャタピラー社の商標ですが、一般名詞化していると言う認識で良いと思います。
『―ドゴーン!!』
愛「ああああああ、壁に穴がっ?!」
絵理「なにか、突っ込んできた…! …戦車!?」
うわっ、最後のとこ、絵理の声が引っ繰り返って香奈様の素になっとるw
「き、来ちゃった。本当にやっちゃったぁ!」
ちょ、まなみさん、落ち着いてまずは状況説明を!
「今度ばかりは、流石に、冗談だと思ってたのにー!」

戦車から降りて来たのはもちろん、
「はろはろー、アイドルのみんな、ご機嫌よろしゅう♪」
…それ、どこから借りてきたんすか、舞さん。
「パーティ楽しんでる? 今日は主役でも、明日はみーんな私の引き立て役♪」
…頭が痛くなってきた。安易に舞さんを出せと言った俺が悪かった。謝るから、普通に登場させてくれ。

警備員1「出たー、日高舞だ!」
警備員2「だからあれほどマークしとけと言っただろ! 本当にやるんだ、この人は!」
…マークしてたら非武装の民間警備会社に戦車を止めれるんですか?

「輝け、ディフェンディング・チャンピオン! 大賞も特別賞も新人賞も、全部いただき!」
いやいやいや、あなた昨年のIU参加してないだろ。ディフェンディング・チャンピオンじゃねーよ!
「今後200年は君臨するつもりだから、よろぴこね♪」
…200年って、どう見ても化け物です。本当にありがとうございました。
「ママー! 何やってるのー?!」
「見れば分かるでしょ。宣戦布告よ♪」
わかんねーよ! 常識的に考えて単なるテロ行為だよ!
「パーティ、メチャメチャにするなんて酷いよーっ」
「そうです、舞さん。自重してください! 弁償費用はどうにでもなりますけど、頭下げてまわるの私なんですよ?」
「あら、まなみんは謝り上手だから、大丈夫♪」
よくこの人13年も主婦が勤まってたなぁ。

「オレたちの戦いは、まだまだ、はじまったばかりだゼ♪」
「なにー、そのどっかの漫画から持ってきたみたいなセリフー!」
それを見て呆れる絵理と涼に、
「横にいるふたりはお友達ね。フフッ、新しいターゲット、発見♪」
「さあ、私に挑戦してきなさい。若くてしなやかなケモノたち!」
「この永遠のマジカル・プリンセス舞が、身ぐるみ剥いで、おしおきよ♪」
なんか色々混ざってるー!
あー、ふたりとも、目を合わせちゃダメですよ。ここはスルーで、
「相手にしてないで行きましょう。絵理さん、涼さん」
それが賢明だと思います。

明日のアイドルアルティメイト本戦について語り合う三人。
「あたし負けません! 家にあるママのトロフィーの横に、あたしの優勝トロフィー、並べないと!」
「あたしも…負けない。尾崎さんに、もっと喜んで欲しいし、それに…もっと自分の世界、広げたいから」
「僕だって負けないよ! せっかく男の子デビューできたのに、ここで負けちゃったら情けないし、究極のイケメン目指す以上、カッコよく勝たないとね」

そして翌日。
「いこう、みんな!」「はい!」「うん!」
「輝く舞台が、僕を…」「わたしを…」「あたし達三人を…」『―呼んでいる!』

舞さんがオチ担当だと言う事は分かった。

DS:ストーリー「水谷絵理」現時点での総括

本当なら今日はもう最後の一人、涼クンのストーリーを始めている予定だったんだけど、俺の中でまだ色々と絵理ストーリーが未消化なので、エントリを立てておく。たぶん、数日かけてチマチマと書き足していく事になるんじゃないかと思う。

一応俺が見たエンディングを上げておくと、
ランクA「望みと願い」の勝利エンドと敗退エンド、
ランクB「片翼の天使」の勝利エンドと敗退エンドの4種類。
ランクC「囚われた過去の真実」で尾崎さんを信じなかった場合(と言うか、個人的にはすごく信じたくなかったんだが)のルートについては三人終わってから回収するつもりで居るが、何やら酷い展開らしい。

その酷い展開を確認したらまた印象は変わると思うので、現時点での率直な気持ちを書き残しておきたいんだけど…。

まず第一に、これ、対象年齢はどーなってんの?、と。
絵理ストーリーは結局、「尾崎さんとの関係性」に終始しているんだけど、特に尾崎さんの未熟さ、人としての未完成さがキモになってると思うんだよね。で、それをどう評価するかは、年齢と言うか経験によって大きく違いが出て来るんじゃないかと思う。
一番シンプルに評価すれば、単に『身勝手で理不尽なオトナ』で終わってしまう。少し踏み込んで「何故この人はこんな事を言うんだろう?」と考えた時、ちゃんと辻褄の合う経緯は明かされるが、それを一通り受け入れても、『対社会的な意味で覚悟の不十分な、甘ったれた人だ』と俺は評価する。そして、そんなやつどこの職場にだって居る。立場相応の覚悟が無い大人、他人を巻き添えにしてなお傲慢不遜な大人は。巻き込まれる側にしてみれば理不尽極まりないだろうが、理不尽なのが実社会ってもんだ。

もし、尾崎さんが己の未熟さをよくよく理解していて、絵理と共に一人前のプロデューサーに成長して行く話だったら、どんなに綺麗だろうと思わなくも無いが、そうやって単純で綺麗な物語に仕立てなかったからこそ、俺はこの尾崎玲子さんに生々しさを感じ、本気で腹を立て、また、出来る事なら説教したいとまで思った。
きっと尾崎さんは故意に、こーゆーメンドクサイ人間として描かれているんだろう。プレイヤーが大きいお友達でも、その心に波風を立てるために、

各エンディングの感想

「自身の不足、弱さ、至らなさに自覚的な他者」ってのは、我々は多くの場合「許せる」んだ。完璧な人間なんて居ない、誰しも欠点はある、それを補って行けばいいよね、と。(直接的に足を引っ張られてると、許す余裕が無い場合もあるが、)
建前上は御互い様と言う事で、不完全な自分は他者の不完全さを責めない。

でも、尾崎さんの様に「仕事に影響する欠点」を「自覚できてない」場合は厄介だ。(仕事に影響しない欠点なら、特に親しく友達付き合いしない限り、適切に距離を置けば済む。)
他人事ならともかく、自分に関係する場合にそれを許容出来るかどうかは、受け手の許容力に因る。そして、これまでに幾度も尾崎さんへの苦言を書いた通り、俺はそれを許容できていない。
もしこーゆー人に仕事で絡む事になったら、胃が痛いだろうと思う。もちろん彼女の「経緯」は理解したが、それでも、彼女があのままでは困る。自身の問題を自覚して、変わる努力を見せてくれないと、一緒に仕事はし難いだろうと思うよ。
彼女が自覚したからと言って自動的に状況が改善するわけではないので、受け手の気の持ち様なんだけどね。

であるからして、オーディション全勝で迎える「尾崎Pグッドエンド」と言うか、絵理が尾崎さんとラブラブチュッチュな結末は、俺の中ではベストとは言い難い。尾崎さんが自身の問題に向き合えたのかどうかまでは読み取れないからだ。
もし向き合えて無いなら、絵理との間は情で以って仲良く「馴れ合う」事が出来ても、絵理以外の世間とは相変わらず要らぬ摩擦を続ける事になるだろう。イチイチ他人のせいにしながらね。そーゆー痛い大人が絵理に寄り添うのは、あまり宜しくない影響を受けると思うので、歓迎できない。

むしろ、最後のオーディションで負けて尾崎さんと縁りを戻せない「尾崎Pバッドエンド」(?)の方が、お互いの成長を期待できる「綺麗な終わり方」だと思う。便宜上区別のためにバッドエンドとしたが、見様によってはこっちの方がグッドエンドだ。
これは事前に話数を決め、キッチリ結末を付けるつもりで描く終わり方だよね。一方で「尾崎Pグッドエンド」の方はSPのストーリーのエンディングと同じで、今後もゆるゆると不定期連載したい、物語を閉じない終わり方と言える。

一番明るい結末だと感じたのが「サイネリアグッドエンド」。
クラシック・トーナメント二次予選で敗退して尾崎さんを失った絵理が、半年程の充電期間にアイドルの枠に囚われない様々な仕事をして見識を広げた後、自身の今後を見極めるためにオーディションに挑む。そして、既に歌う事に対する情熱が冷めている事に気付いて、マルチタレント兼サイネリアのプロデュースと言う新たな道を選ぶ。
この流れは「尾崎Pグッドエンド」よりも絵理が何歩も前進していて好きだ。
尾崎さんが完全に思い出の中の人になってしまう寂しさや、絵理は尾崎さんの夢を受け継いだつもりだけど、尾崎さんと分かり合えたわけじゃないと言う寂しさもあるが、それらはハッピーエンドのスパイスになっていると思う。

この二次予選敗退ルートで最後のオーディションに勝利すると、アイドル続行で「サイネリアグッドエンド」ではなく「尾崎Pバッドエンド」になる。
これも決勝敗退の「尾崎Pバッドエンド」と同じく、キッチリ結末の付く「綺麗な終わり方」だ。尾崎さんに言いたい事はたくさんあるが、袂を分かった以上、言っても仕方が無い。そーゆー「諦めの寂しさ」が胸を吹き抜ける読後感。これも情緒があって良い。

尾崎さんへの手紙

もし、この時(二次予選敗退ルートで勝利エンド)の彼女に対してモノを言えるなら、言いたい事はたくさんある。
拘るべきでないところに拘った挙句、諦めるべきでないところであっさり諦めてしまう。
分かり合おうと努力せず、ただ分かり合えていると過信してしまう。
“riola”時代も、プロデューサーになってからも、同じ過ちを繰り返してないか?
貴方はいつも誰かに委ねるばかりで、自らが幸せになるための「繋がる努力」が足りてない。
自分が「信じる」だけじゃ足りないんだよ。そんなの努力じゃない。

事務所を移って再デビューする道だってあったし、絵理の時の失敗を次のプロデュースの教訓とする道もあった。
絵理が局長を諌めて言った通り、人は過ちを繰り返して成長するものだ。
たった一回の失敗で諦め、折れてしまったら、そこに成長は無い。
残りの人生、「挫折しない理想の仕事」を求めて転職し続けるつもりか?
絵理は貴方を恨んじゃいない。貴方が今ここで諦めない事が、絵理へのせめてもの誠意じゃないのか。
もっと周囲の人々の生き様を見ろよ。そこから学べよ。
他人を見下して、何でも自己完結して、一人で不幸に浸ってるんじゃない。

翻って、「五十嵐雄太」問題

結局のところエピソード「囚われた過去の真実」に尽きるわけだが、単純に感情の対立にしちゃってるから収拾が着かない。まず、ゲーム中の断片的な情報を総合すれば、「五十嵐雄太」は立場を傘にきてタレント志望の子らをつまんでいたと言う事なのだと思う。

現実世界を見ても、枕営業の噂のあったアーツビジョンが逮捕者を出す(→不起訴)騒動があったし、韓国芸能界の自殺騒動も記憶に新しい。
こーゆーのは「加害者」側は得てして「一対一の問題」と捉えがちだが、立場を傘にきた脅しや、対価の示唆により身体を要求する行為は、ある種の「人身売買」だ。それを看過すれば、同じ様な立場の人間が同じ様に利便を図る事を要求をしたり、「他の子、他のプロダクションはしてるから」と暗黙にそれが求められる環境になる事が危惧され、犯罪行為の再生産を促すと言う意味で、極めて「社会的な問題」と言える。
つまり、「被害者」に金払って揉み消したからいいだろ、と言う話ではない。
一方で、これらの問題が立件される事は極めて稀なようだ。性犯罪でもあるため「被害者」が訴え難く、それこそ自殺者でも出ない限り警察も動けない。そのため、「加害者」が公に罰せられる事はまず無い。

公に、明示的に罰せられないと言う事は、公的・明示的な「禊(みそぎ)」がないと言う事でもある。
「一対一の問題」であれば、被害者に謝罪し、償い、許しを得れば「禊が済む」だろうが、「社会的な問題」としては、被害者が許しただけでは足りない。そのために、例え立件されなかった問題であっても、社会の許しを得るため、役職を辞任したり、活動を自粛したり、と言う事が行われる。

つまるところ、表舞台に名を出す事が許されるような禊は、済んでなかったと言う事ではないのか。
「五十嵐雄太」が業界外に届くぐらいダーティーなイメージが付いてしまったにもかかわらず、プロダクションの代表と言う立場を諦めなかった辺り、自尊心・功名心が高過ぎて状況を客観的に読めなかったんじゃないかと思えてならない。芸能関係の裏方がみんな会社の名前でなく自分の名前を前面に出して働いてるわけじゃないだろう。

ここまでは仮定の積み上げ、即ち妄想に過ぎないが、この流れだと“riola”に対する世間の評価も無理の無い事だと思う。
尾崎玲子と「五十嵐雄太」の間に一線を越える関係があったか否かは明らかでないものの、尾崎玲子が「五十嵐雄太」に傾倒していた事は、ゲーム中の尾崎玲子の発言から十分に読み取れる。
「卑劣なつまみ食い」の禊も済ませていない男を、『自分にしか分からないだろうけど』的なニュアンスで庇い立てすれば、単に「処女がつまみ食いされて情に絆された」様に見える。「五十嵐雄太」の改心前につまみ食いされた子はそれで納得出来るだろうか? これではプロダクションの悪評が沈静化するはずも無い。

尾崎玲子が実際にはつまみ食いされていなかったとしても、情に絆されて「五十嵐雄太」の世間的な評価を無視した事が“riola”の致命点だろう。他に誰のせいでもなく、ただ「五十嵐雄太」と尾崎玲子自身の問題だ。
(いや、近藤聡美も居たか。絵理に引き合わされたあの人は本人だったのだろうか?)

尾崎玲子の立場からすれば、無理からぬ事かも知れない。
尾崎玲子にとって「アイドルとしての成功」は「五十嵐雄太」の夢。尾崎玲子は自分が惚れた「五十嵐雄太」のためにそれを叶えようとしたのであって、プロデューサーになってからも、思いのルーツは揺らいでいない。だから、自身が「五十嵐雄太」に無条件に心酔していたように、絵理も(理解される努力もせずに)自分を信じてくれるものと思いこんだ。
そんな絵理が、尾崎玲子を信じるためにどれだけ葛藤した事か…。コミュで描かれたのはその極一部のはずだ。

「夢」だの「思い」だの、言葉にしてしまうと皆が同じものを見ている様に錯覚しがちだが、全てはそれぞれ個々人の内にあるものに過ぎない。
想像に過ぎないが、「五十嵐雄太」の夢は「自分の名の下でアイドルを成功させる事」だったのだろう。
尾崎玲子の夢は惚れた「五十嵐雄太」の願いを叶える事だが、この時点で既に同じ夢ではない。
そして絵理の夢もまた、自分が信じると決めた尾崎玲子の願いを叶える事だった。
サイネリアもきっと、大好きな絵理の願いを叶えるために芸能活動をする。

そう考えると、受け継がれているのは「夢」と言うより「人を想う業」だ。
絵理の前では口が裂けてもそんな事言えないけど、

TrueEndなんて迷信です

人生に正解が無いように、絵理のストーリーにTrueEndなど無い。
「尾崎Pグッドエンド」は何の決着も付いていない棚上げエンドであり、百合萌え脳で脳死状態になっていない限り、そこで満足してはいけない。

最後に誤解の無い様に書いておくが

俺は絵理のストーリーは大いに満足した。
つまらないシナリオ、ただ気に入らないだけのキャラクター描写であれば、一晩寝れば忘れてる。
終わって数日経ってもモヤモヤさせられているなんて、優れたシナリオとしか言いようが無い。
てっきり低年齢向けだと思ってたから、この重いシリアス展開は裏をかかれたぜ。

尾崎さんの「ダメさ」はかなりリアルで人間味があると思う。
我々は往々にして、そーゆー「ダメさ」と上手くやっていく事を求められる。
「ゲームの中でまで反りの合わない人間に煩わされてたまるか!」と言う受け止め方もあるし、「反りが合わない人間を上手くあしらうのも面白みだよね。所詮はゲームの中の関係だし、一歩引いた視点で見物しようや」と言う受け止め方もあろうかと思うが、俺は、一歩も引かずガチで尾崎さんとぶつかりたい思いにウズウズしながら楽しませてもらった。

ただ、一人目がこのシナリオだったら胃モタレしただろうなぁ。(^^;

尾崎さん関連で感想やSSを書いてる人が居たら是非教えてほしい。
皆が尾崎さんをどう読んでいるのか、凄く気になる。

DS:ストーリー「水谷絵理」サイネリア・ルート?

絵理のストーリーを始めたばかりの頃に、先に進めていた知人が
「絵理が持ち歌を得た後のオーディションで負けるとサイネリアルートになる
「サイネリアルートとしか言い様がない」
等と言ってたのが気になり、涼のストーリーに移る前に、第二次予選オーディション直前セーブデータから再開した。
今なら、俺が前回までにプレイしていたのが「尾崎Pルート」であった事も分かるが、それを聞いた時の俺には、全く意味不明だった。

と言うわけで、話はepisode.8「過去からの新生」オーディション直前へと遡る。
「アイドル・クラシック・トーナメント」第二次予選、亜美真美との対決だ。

「風にたなびくボーボー胸毛!アニマル戦士ゲラリオン参上!」
なんて亜美真美好みな口上だ。お前らのオリジナルじゃないのか。

まぁ、それはそれとして、故意に敗北。
ルーレット外し続けても10%未満にはならず、途中で帰られる事も無いのね。
絵理、ゴメンな。これ以上お前と尾崎さんをラブラブチュッチュさせておくわけにはいかないんだ。

「止めるのは、私の仕事だったはずなのに…自分の希望を担当アイドルに背負わせて、全てを台無しにしてしまった!」
「こんな人間…プロデューサー失格よ…」

尾崎さんもゴメンよ。
だが、その事に気付いてくれて良かった。
もっと早くに気付いてくれていたらもっと良かったけど、

「成長したあなたにとって、もう私は、完全な足手まとい…」
と言うわけで、尾崎さんルート終了のお知らせ。
プロダクションでも連絡が取れないまま二週間経ち、社長からは契約解除と言う話まで上る。
絵理の強い要望で留保するが…。

「―それから待つ事、数ヶ月。」
帰りませんでしたとさ。

episode.9「片翼の天使」

そして半年後、サイネリアが付き人? お前何歳だよ。学校ダイジョウブなのか。

「センパイと一緒、センパイと一緒♪ ふふふんふん♪」
…なつき過ぎじゃね?

「アタシはただ、センパイと一緒に居たいだけデス」
私もだよー!がばっ!←ミンゴスの場合

アイドルの枠に囚われない仕事の広がりは望ましい事じゃないか?
見ようによっては、と言うか、目先の華やかさに惑わされずに一生モノの仕事を探すと言う意味では、尾崎さんルートより可能性に満ちた人生に思える。

「私、今…アイドルなのかな?」
「アイドルにしては、仕事の幅、広がり過ぎてる気がして…」
脱落なら兎も角として、勝ち抜けの場合には敢えての卒業宣言は必要無いからね。

「何でも出来るんだから、やらないと損です」
いい感じに絵理の事を支えられてるじゃん。この子になら絵理を任せられるかも。

第一週、流行はVi>Da>Voとなる。
お、楽曲変更出来るようになってるな。まぁ、今週はプリコグのままでいいんだけどね。

月曜日、「ドームライブ」コミュ。
サイネリアをステージに引っ張り上げる絵理。面白いからちょっと弄ってみるか。
絵理がサイネリアをプロデュース? それもいいね。
「今なら人の事も見れるから…」

火曜日、「小説出版記念イベント」コミュ。
ビジュアルデザイン方面だけじゃなく、文章も書くのか。多才だなぁ。

「この間も、読書感想文に『wwwwww』とか書くなって怒られましたし」
それ、400字詰め原稿用紙に書いたのか。字数稼げるじゃん。頭いいな、お前w
…ってか、やっぱサイネリアも学生じゃねぇか! 義務教育はちゃんと終わらせようね。

水曜日「花火大会」コミュ。
おお! 花火上がってる。まるで実写だ。隅田川かな?

「そろそろ…どうするか決めないとね」

「では、そのきっかけを、私に作らせてもらえませんか?」
い、五十嵐! てめぇ、どのツラ下げて…
あれ? あれはIU開幕レセプションじゃないだろ。まぁ、どっちでもいいけど、
尾崎さんの忘れ形見って重い言葉だな。どこまでも勝手な男だ。
まぁ、彼の言う通り、絵理は知らない方がいいとは思うが、

オーディションが解禁されたが、コミュが追加される事を期待してレッスン。
とりあえず、木曜、金曜、土曜とDaレッスンで、パーフェクト評価。
三日目にはカンストなコメント。

日曜日、愛のステージを見に行くと、まさかのテンションダウン。
プレゼントは「パステルマリン」。取得済み衣装はVoに偏ってる様な気もするが、被ってないアイテムは何でも嬉しい。

第二週、事務所前で愛に遭遇。
「わ、すごい元気!」ホントにどこ見て言ってんすか。
流行はVo>Vi>Daへと変わる。うん、Vo上げなきゃね。
楽曲は尾崎さんへの義理立てで「プリコグ」から変更する気になれない。
衣装はさっき得たばかりのVo衣装「パステルマリン」に、「ねこみみ」を付けた。
な!? こ、これは、かーなーり、可愛いぞ?

そんじゃ、コミュ湧かないので今週もレッスンしていきます。
月曜、火曜、水曜日とVoレッスンで、パーフェクト評価。
三日目にはカンストなコメント。

木曜、金曜、土曜とViレッスンで、ギリギリのパーフェクト評価およびグッド評価。
やっぱ、俺にとってViレッスンは他の二種とは段違いに難しいわ。
イメージレベルは上がって「Lv.12」→「Lv.13」

日曜日、涼のステージを見に行く。
プレゼントは無し。「そんなぁ…」(;_;)

第三週、事務所前で調子悪そうな涼に遭遇。もうちょっと待っててね。
流行はVo>Da>Vi、ま、あんま関係無いか。「天使の羽根」だけ外しておこう。

月曜日、カンスト確認のためViレッスン。パーフェクト評価。
火曜、水曜、木曜とVoレッスンでパーフェクト評価。
金曜、土曜とDaレッスンでパーフェクト評価。
イメージレベルは何故か上がって下がる「Lv.13」→「Lv.14」→「Lv.13」。
…全く意味が分からない。

日曜日、愛のステージを見に行く。
プレゼントはまたも無し。「そんなぁ…」(T-T)

第四週、事務所前で愛に遭遇。流行は…もういいや。
月曜、火曜はVoレッスン。水曜、木曜はDaレッスン。金曜、土曜にまたVoレッスン。
日曜日、涼のステージを見に行って、プレゼントは…「ダークゾディアック」! やった!
よし、もうオーディションでいいや。なんか無駄に時間使ってしまった。
追加コミュねーの? それとも、何か条件を満たしてない?

第五週、事務所前で愛に遭遇。
月曜日、「休み」。で、火曜日、「オーディション」。
これ、五十嵐局長によって押し込まれた年末の歌合戦のオーディションなんだけど、五十嵐さんってNHKの人?
それとも、フジテレビのお偉いさんがNHKの紅白のプロデューサーに口利きしたのか?

まぁ、それはそれとして、
「サイネリア…今日で全部、終わりにするから」
「尾崎さんがいなくなってからの…迷ってた時間、今日で終わり」
「勝っても負けても、このオーディション終わった時が、私達の新しいスタート」
思い出7個、初期状態70%から始まる。
尚、勝敗両方見たいのでオーディション前にセーブしてある。

勝利した場合

「歌ってて、こんなに楽しい気持ちになれたの…いつ以来だろう」
歌中心の活動に戻ると宣言する絵理。

それはそれとしてテレビ出演シーンだが、NHKホールで猫耳つけて歌う絵理、ディ・モールトかわいいぜ。

年が明け、新宿東口でタクシーに乗ろうとした絵理は尾崎さんに似た人を見掛ける。
「(声をかけようかどうしようか、一瞬迷った。けど…)」

今は芸能関係の仕事はしてないと言う尾崎さんに、絵理は、もう一度プロデューサーする気はあるかと問う。
「悪いけど、それはないと思う。私はもう、貴方が知ってる私じゃないの」
「そう…ごめんなさい」

尾崎さんの背中を見送り、絵理は呟く。
「…時が過ぎたんだね。」

ぶわっ (´;ω;`)
いや、仕方無い事だけどさ。切ないね。ちょっと胸に来た。

敗退した場合

「前みたいに集中出来なかった。歌に対する思いが薄れてるの、確かみたい」
「これで良かったと思ってる。お陰で気持ちの整理、ついたから」
そう言う絵理は、一点の曇りも無い、とてもいい笑顔。

そして少しの日が経ち、今度はプロデューサーとしてサイネリアと共にステージへ向かう。
「やる以上は、トップアイドル、目指そうね。私はなれなかったけど、サイネリアならなれるって信じてるから!」
「いってきます!プロデューサー!」

はい、サイネリアルートでした。
これはこれで、発展性のある素敵な結末じゃないか。

DREAM SYMPHONY 01 水谷絵理

昨夜は仕事が予想外に長引いてしまい、アニメイトの営業時間内に間に合うか少々心配だったが、バスを降りてから走ってギリギリ滑り込み。
その後、電車の中で絵理ストーリーのラストを迎えたので、ある意味こっちもギリギリのタイミング。

THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 01 水谷絵理
DREAM SYMPHONY 01 水谷絵理
COCX-35793
水谷絵理 (花澤香菜)
http://columbia.jp/idolmaster/COCX-35793.html

  1. プリコグ (M@STER VERSION)
  2. クロスワード
  3. 魔法をかけて! (M@STER VERSION)
  4. 思い出をありがとう (M@STER VERSION)
  5. “HELLO!!” (M@STER VERSION)
  6. プリコグ (M@STER VERSION) オリジナル・カラオケ
  7. クロスワード オリジナル・カラオケ
  8. ボーナス・トラック・ドラマ

前2曲聞いた時点で俺のヒットポイントはもうゼロですよ。
こいつはヤヴェ。花澤香菜さんってこんなに破壊力ある人なのね。

プリコグ

作詞:遠藤フビトさん / 作曲:NBGI内田哲也さん
MA09「Kosmos, Cosmos」やSP-DLC「キミはメロディ」のペアですね。
それを踏まえてもう一度聴くと、確かに共通性はある様な気がしなくも無いかも。
特に透明感とか、目を閉じると瞼の裏に煌く様な光の描写は「Kosmos, Cosmos」に近く感じます。

DSの作中では“riola”の起死回生の曲として詩が用意されながら、曲をつけるところまで至らずにお蔵入りになっていたものを、絵理が自ら作曲し、彼女の代表曲となります。
作中には歌詞にリンクした台詞もあり、こんなキラキラした詩を持つ曲と、少なからず心揺さ振られたシナリオ、一体どちらが先に作られたのか気になるところですが、答えは遠藤フビト氏のブログにありました。

「遠い昔の夢が虹色」「風景 動き出す 関係 廻りだす」の辺りはストーリーを思い返すトリガーにもなって、ゲームと楽曲のシナジーにより一層深く心に刻み込まれる気がします。DSのライター、本当に上手い事作りやがったな。
そんなこんなで、結構癖になって口遊んでしまう曲です。

クロスワード

一瞬の油断、恋に落ちるにはそれだけで十分。

書き下ろしの新曲です。作詞:瀬良羽美さん / 作曲:Funta7さん
作詞の方のお名前は初めて拝見しました。作曲はC4U「メリー」V4U「サニー」の人。
個人的には、椎名へきるさんに提供していた楽曲で印象深く、「live to love」とか「あなたも知らない恋の果てに」とか「Ride a wave」とかMAJI最高。サビを口ずさもうとして声が引っ繰り返りますけど、

いや、ホント。油断してましたよ。
ウィスパーボイスでフレンチポップって! あざと過ぎだろwww
なーんて、ニヤニヤしながら聞いてたんですが、間奏の台詞で持ってかれた。俺が、
「ひどい」でハートに隙間を抉じ開け、「知りたい?」で貫通。堕ちました。
もうダメだ。あざといってレベルじゃねーぞ。
困った事に、冷静にコメント出来る気がしないんだ。

「期待度上げて御預けのKiss」から「意地悪しかあげない」の辺りまでで、男の心情を掌の上で弄ぶ小悪魔的な間合い調整が描かれた結果、「謎できらめいた唇」がこれまでに出会った最も魅力的な唇のイメージでオーバーライドされ、生々しさと言うか立体感を帯びてしまう作り。
でも、それらの根底、ベースカラーは一貫して、香菜様が言う通り、amour、愛ですね。

THE IDOLM@STER STATION!!! 11回放送を聞いた後だと、香菜様の絵理とのギャップにトリガーされて更にテンションが上がってしまって俺自重。これはもうほとんど病気だ。恋と言う名の、(←黙れ)

魔法をかけて!

そして、既存曲。りっちゃんの代表曲ですが、これをDS組の三人の中で誰に割り振るか、と考えたら絵理が歌うのが最良でしょうね。
若林さんのそれと比べると声量・声圧は控えめに感じますが、むしろこれぐらいの軽やかさで丁度良いようにも思えます。
是非とも若林さんとのデュオを聞いてみたい!

思い出をありがとう

既存曲2曲目。間奏のモノローグ部分で「これやりたかっただけちゃうんかい」とつっこみたい衝動に駆られるが、絵理のイメージから外れない楽曲、そして、発声にパワーを要求されない、絵理の声が安定して乗る楽曲を選んでいるとも思う。
元々は千早と美希の曲だが、実際、美希も声量・声圧はそんなに無い。そう言えば、アイマス楽曲で最初にウィスパーボイスを仕掛けたのはML01「Here we go!! (REM@STER-A)」で美希が歌ったものだった。声の傾向としては共通性があるのかも。

“HELLO!!”

恋に恋する「魔法をかけて!」から、別れの歌「思い出をありがとう」へと繋げて一度は抑えたテンションを、最後に解き放ち、結末を華やかに盛り上げる流れの緩急が巧いなぁ。
DREAM SYMPHONY 00 “HELLO!!”の三人バージョンも勿論良かったが、やはりソロだと声に乗せた表情がくっきりと聞き取れる点が美味しい。あと二人も期待せざるを得ない。

ボーナス・トラック・ドラマ

「ひぅぅ!」「ぬっこぬこ~♪」と需要に配慮した台詞も散りばめられているが、一番来たのは「い、痛い!痛い!(じたばた)」でした。
いや、ちゃんと話も聞いてましたよ?

それはそれとして、DS新BGMのCDリリースは期待していいんですよね?