雑記:ワルプルギスの夜

アイマス関係無ぇじゃねーかと言われるとぐぅの音も出ない。
いや、ホント、全然関係無ぇんですけど、オタ日記隔離の都合上こっちに書くもの也。

今夜ついに「魔法少女まどか☆マギカ」最終話が放送されるので、その前にちょっと感想をメモっとこうかな、と。
一応、録画予約した上で早寝して27時(22日3時)に起きるつもりです。22日は午前半休を申請。
思えばWalpurgisnachtは4月末日の夜なワケで、計らずもかなり近いタイミングになってしまったと言うところでしょうか。むしろ、Walpurgisnachtに全話上映とかも良いかも。

結末予想

最終話放送前に書く以上は結末予想は欠かせないよねー。
かなり早い段階で予想に上がった「一番ダメな結末」は、11話:まどか契約→12話:まどか変身→世界滅亡END。その後、8話でループ設定確定により「『またダメだったわ』と呟いて過去へジャンプするほむら」と言う最終話ラストカットを想像したんだけど…
まどかとほむらの勝利条件が違うと言うところがキモで、まどかは自身が犠牲になっても他の子が救われればよしとするのに対し、ほむらはまどかを契約させない事が最終目的で、真の主人公はほむらだと分かった時点で無理ゲー感が全開になってしまった。

ほむらに少しでも救われて欲しいと言う想いからすると、一番「都合の良い」結末は「ほむらがまどかと共に過去へジャンプする」だろうか。一人なら無理でも、二人なら今度こそ…と言う希望のエンド。
この時、「まどかもやり直したいと願う事でほむらと同じ能力を得る」だと、結局は契約しちゃってるのでほむらの勝利条件は満たせない。しかし、ほむらの能力だけでまどかと一緒にジャンプするのは流石に出来過ぎだよな。ただでさえチート能力なのに、

メタ的な見方をしてしまうと、3月後半から出回り始めた関係者インタビューでは、脚本の虚淵氏や監督が「続き」に前向きな発言をするようになっていて、そこから、11話・12話は(その後も続けられる形に)書き直されたのではないかと言う憶測もある。(脚本はアニメの制作開始時に最後まで書き上げられていた事が既に過去のインタビューで語られていた)
とすると、「どうしようもなく救いの無い、底の見えない闇へダイブするような結末」から、「僅かながらも希望の可能性を見出せる終わり方」へと変えたのかも知れないなぁ等と言う妄想、いや、願望も。

大穴としては、今まで一度も登場した事の無い新たな謎の魔法少女が登場。
その正体と、「ワルプルギスの夜」との対決は2期or劇場版へ続く…ねーよw そんな事になったらフレーム必至だw

ともかく、10話までで存分に楽しませていただいたので、どんな終わり方をしようと一応の納得は出来ると思う。(明朝「納得いかねー!」と呟いてたら指差して笑ってやってください)
まどかの物語か、ほむらの物語か、どちらかに一つの区切りさえ付けられれば立派な最終回だ。
あと2話で全ての疑問が明かされる等と言う事も有り得ないと思うし、

裏設定妄想

そう、たぶん本編中では明かされないであろう事柄もたくさんある。

9話でキュウベぇが「宇宙の熱的死」を語り始めた時に、一部のSF者が興醒めしてたのを見て思わず噴いてしまった。「ストーリーテラーが嘘をつく可能性」を見落とすのは、読書経験が少な過ぎるぞ。
まず、自らincubator(孵化器)を名乗る種族などと言うものは不自然過ぎる。キュウベぇによる自分達の種族に対する言及の「薄さ」を考えれば、彼らはincubatorとして『作られた』種族である事も想像がつく。特定の役割を担うためだけに作られた種族であれば、感情は無い方が良い。(薄いながらも感情自体は持っているように見えるけどね)
そうだね、8話後にクトゥルフ者達が感じたであろう奉仕種族説でもあるね。
そして、incubatorを作った創造主は、ただの道具であるincubatorに事実を全て伝える必要など無い。incubator自身は物理学の知識を有しておらず、ただ創造主から「宇宙の熱的死を回避するため」と教えられ、疑わずにいるだけではないのか。
キュウベぇは魔法少女の仕組みを説明しなかった事について、「必要が無かったから」的な言い訳をしていたと思うが、相手にとって必要か否かを考えるには感情と共感能力が必要不可欠だ。incubatorはどちらも有していないと思われるし、「incubatorにとって、『燃料資源』にそれを教える必要が無かったから」と言う意味だろう。
創造主は不必要と判断した情報をincubatorに与えないし、incubatorもまた不必要と判断した情報を『燃料資源』には与えない。我々が農作物や家畜に与える薬は、その種が栄えるためのものではなく、それを収穫する人類のためのものだよね。

キュウベぇが「宇宙の熱的死」を語る時、空席の椅子が並ぶ映像が挿入されていた。これは、incubatorがこの宇宙の「感情を持つ種族」をエネルギーに変換してきた事の隠喩だと思う。恐らく、incubatorの創造主は自分達以外の「感情を持つ種族」をエネルギーに変えて収奪する事で繁栄しているのだ。
先に「ストーリーテラーが嘘をつく」と書いたが、「キュウベぇは嘘をつかない」と言うルールは無い。例えば、キュウベぇはまどかに対する説明で魔女化を「人ひとりの生き死に」のスケールに過ぎないかの様に表現したが、実際にはそうやって出来た魔女は多くの命を奪い、果ては群れ全体の存続の問題になる。隠喩が示す通り、人類もまたこの宇宙から『席を空ける』事へと繋がるわけだ。
我々と異なる「個々が独立した自我を持たない種族」の価値観は想像する事しか出来ないが、仮にその様な種族の視点であっても、魔女は「人ひとりの生き死に」のスケールの問題ではない事は明らかだ。キュウベぇがそれに気付いていないとは思えないので、キュウベぇは自覚的に嘘をついていると考えられる。
incubator自身が創造主や自種族の事をどこまで理解しているかは分からない。もしかすると、ノルマをクリアしたincubatorは帰還と共に自我を失い、ただエネルギーを蓄積するためだけの長さ約5cmの円筒形に姿を変えるのかもしれない。

正直なところ、10話放送以前には「キュウベぇのまどかに対する評価」さえも嘘じゃないかと疑っていたが、incubatorの言葉でも、ほむらの言葉でもなく、客観視点でほむらの体験が描かれた以上、そこは疑えなくなった。
まどかの潜在的なエネルギーは、ほむらがループする度に累乗的に増えているように見える。それが、ほむらのチート能力に対し神が下すペナルティなのか、ほむらの想いがループ毎にまどかに累積されているためなのかは分からないが…と言うか、これはキュウベぇにさえ分かっていない設定だからこそ、キュウベぇの組み上げた「予定」を打ち崩す可能性を秘めているとも思うんだけど…

色々なインタヴューを読んでいると、作中で直接的に描写していない設定についても、ずっと伏せておこうとはしておらず、物語の進行に合わせて出していっているようだ。
であれば、これらの憶測・妄想についても、程無く「本当のところ」が語られるのではないかと期待している。

4/22.4:47追記

まさか、ほむほむが救われるとは思わなかった。
きっちりハッピーエンドで終わるとは思ってなかった。
今はただ、ありがとう、としか言えない。

じゃ、寝ます。

最終回ネタバレ

ふははははっ、我、最終回未視聴のニコ動民に恐怖と混沌をもたらさん。
休暇が取れずにリアルタイム視聴を諦めた者達よ、おそれおののくがよいよ。

  • ほむほむMAJI火力
  • まどほむは宇宙、そして概念へ
  • 謎の白い液体の正体はプルケ、竜舌蘭の汁を発酵させて作るお酒だよ。
    詳しくは「もやしもん」を読んでみよう。何巻かは知らん。

どうだっ、11話と12話の全てを暴露してやったぞ!
絶望のあまり魔女化するがよい。

とは言ってみたものの、3つ目はたぶんTBS限定だよなぁ。


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