アニメ「THE IDOLM@STER」 第17話

フルまっこ回でした。
すごい、全力のまっこまこだ。
「しゅーろくごー!」でのアッキーのベタベタっぷりも納得ですよ。
あぁ、もう…
(全話放送終了に伴い「Read more」記述を解除しています。)

第十話「真、まこと王子様」

ナレーター「今大注目、男の子の様な女の子、菊地真クン。そのたたずまいはまさに王子様、コアな女性ファンが急増中なのも頷けます」

ワイドショーの中でのピックアップと言う様子の映像に、それを見て大喜びの女子高生達。

「えー?! 真様、今日来てたの?」
「らしいよー!」
「はあぁー、会いたかった! 私の王子様!」

真もブレイク中やなー。
書店で少女漫画誌を手に取る真、大きな帽子で顔を隠している。
そんな書店の中でも、写真集や真が表紙を飾る雑誌を手に、若い女性やおばさま達が熱を込めて語っていたり…。
改めて帽子を深く被り直す真は、周囲の目を気にしながら書店を出るが、事務所前でファンに捕まる。

春香「毎度の事ながら、大変だねぇ」
真「これじゃあ身が持たないよ」
千早「確かに…」
春香「でも、それだけ人気が出て来たって事じゃない?」
真「…(溜息)ホントは王子様じゃなくて、お姫様になりたいんだけどなぁ」

でも、ほとんどのP達は「俺の前でだけお姫様で居ればいいよ」って思ってるからなぁw

Opening

見れば見るほど好きになるなぁ。
1期の「READY!!」は最初からガツンと惚れ込む感じだったけど、2期の「CHANGE!!!!」は聞けば聞くほど、って感じ。
昨日の「アイマスタジオ サテライトスレーション3」エンディングでフルで流れましたけど、CD楽しみです。

Aパート

「なっ、何? 貴方達は?」
「ははっ、あんたに恨みは無ぇが、ちょっと頼まれたもんでね」
「た、助けて! 誰か…」
「やめたまえ!」

少女漫画の台詞を一人で音読する真、一人三役ですかw

「お…王子様? 嘘でしょ?!」
「何が王子だ、ぶっ飛ばしてやる」
「ヒヒヒーン!」
「くそっ、覚えてやがれ」
「口ほどにも無い奴等だ」
「キュン…これって…恋、かも」

三役+「馬」だった。平田宏美姉さんの本気w
あと、漫画は漫画で本気過ぎるw

真「いいなぁ、僕もこんな出会い、してみたいなぁ」
春香「馬と?」
真「王子と!」
P「そもそも、どうしてその王子様とやらは馬で登校してるんだ? 校則違反だろ」
千早「馬も、生徒らしいですよ」
真「みんな、見かけで判断するんだよな」

馬を?
あと、千早もそれ読んでるの?

真「僕にだって、女の子らしい部分はあるのに、誰もそーゆーところは見もしないで…」
P「まぁ、そうだけどな」
真「応援してもらってる事は、とっても嬉しいんです。でも、僕だって女の子なんだから、女として応援して欲しいって言うか…」

真が愚痴ってる最中に、千早のマナーモードの携帯電話が鳴り始める。
液晶画面に映る「如月千草」の文字、お母さん? 黙って退室する千早、それを目で追う春香…

真「僕だって、こう、フリフリの服を着て、キャピキャピって感じでポーズを取れば…」

例によって挙動不審w
と、ちょうどそこで、テレビでは真出演のTVCMが流れる。

CM「お口の中、いつでも絶対零度!」

P「ポーズを取れば?」
春香「…カッコイイ」

崩れ落ちる真、励ます春香。それに対して、

真「春香はどう見られたいのさ?」
春香「うん?」
真「あるでしょ、アイドルとして、どんな風に皆に思われたいかって…」
春香「うーん、私は…どうなんだろう?」

春香さんにはまだ答えは無い。
これはこれで伏線と言うか、またいつか同じ問いが春香に向けられる気がするなぁ。

P「大丈夫だよ、真。最近は真も、色っぽくなって来たって評判だぞ」
真「え? …そ、そうですかね?」
P「(咳払い)」
春香「はっ…うん! みーんな、言ってるよ」
真「そっ…そうかなぁ、そうだといいんだけど…そっかぁ、みーんな言ってるのかぁ」
P「(春香と顔を合わせて小声で)単純で助かる」

くねくねして喜ぶ真がかわいいw
ホント、こーゆー崩しが見られるのもアニメならではだよなぁ。

P「よし、じゃあそろそろ行くか」
真「今日は、僕がプロデューサー独り占めですね」
春香「いいなぁ、真」
P「こーら、馬鹿言ってないで、行くぞ」

今のは真も然る事ながら春香さんもかわいかった。
春香さん流石センターヒロイン、登場が多くて着実にポイント重ねます。
これはもう、仮に春香回が無くても得失点差で上位入賞は間違いないのでは無いか?(何が?)

Pの運転する軽自動車で移動中。

真「あーあ、王子様か…」
P「なんだ、まだ言ってるのか?」
真「だって、お姫様みたいになりたくてアイドルになったのに、王子様になっちゃうなんて…変な感じ…」
P「いいじゃないか。王子様なんて、誰にでもなれるもんじゃないぞ。とりあえず、今日の仕事に集中して行こう」

真の手の台本は番組名「王子様の昼下がり」その下に「第46回構成台本 特集・イケテル貴公子大集合!」と続く。
とても分かり易い趣旨でゲストに呼ばれてしまったようです。そりゃまぁふてくされもするわな。

司会「『特集・イケテル貴公子大集合!』まずは今、人気絶頂のジュピターの三人です。いやぁ、相変わらず凄い人気ですねぇ」
冬馬「ありがとうございます」
司会「続いてはこの人、菊地真クン」
真「どうも」
司会「王子様の愛称で大人気、このコーナー初の女性ゲストです」
真「光栄です」

これは番組的にも司会者的にも「王様のブランチ」谷原章介さんのイメージですね。
番組名が出てた構成台本の時点では気付かなかったが、司会者のビジュアルと喋り方がw

番組の進行中にすぐ隣の冬馬に挑発されて、カッとなってしまう真。
思わず大きな声を出して番組進行を遮りそうになる危うい一幕も…

収録後なのか、Pと共に廊下を歩く真。

真「意味が分かりませんよ! 汚い事してるのは自分達なのに! 響だって、番組降ろされそうになったんでしょ?」
P「まぁ、落ち着けって、真。頭に血が上ったら、あっちの思うつぼだぞ」
真「僕、絶っ対あんな連中には負けませんからね!」

と、そこに冬馬達が、

冬馬「誰に負けないって? ふっ、だいたい、何で勝負するつもりだ? 王子様対決か? カボチャパンツだって、俺の方が似合うぜ」
真「くっ、馬鹿にするな!」

カボチャパンツでも負ける気の無い羅刹さんパネェっす! どんだけ負けず嫌いなんだw
真の前に割って入る赤羽根P、

冬馬「ちっ、またあんたか」
P「ウチのアイドルを挑発するのはやめてくれ。だいたい君は、黒井社長が俺達に何をしたのか、分かっているのか」
冬馬「おっさんが?」

無論、羅刹さんに対して黒井社長の活躍を説明する機会がもらえる訳も無く、今週の黒井社長タイム突入です。
※ ただし、今回はテーブルゲーム無し。高笑いと共に退場フェードアウトはあり。

場面は変わって、ゲーセンのガンシューティング筐体でゾンビに怒りをぶつける真。

真「このーっ! こいつ、こいつ、こいつこいつこいつ! …何で? 何で来るのさ?! 撃ってんのに! 撃ってんのに!」
P「真、リロード、リロード」

やべぇ、ここすごい。
「撃ってんのに! 撃ってんのに!」のところの声の演技と、Pにリロードしてもらった後にガンコンの返還を求める時の表情とで怒涛のまっこまこですよ。
くっそ、これは上手い、上手過ぎるぜ。見せ場じゃないところで魅せる事が出来るのが、アニメの完成度だと思うのです。
どうしてこのような神懸ったコンボが16話には無かったのか?! いや、そりゃまぁ平田さんはベテランだけれども!

真「プロデューサー、僕だってね、好きで男っぽく育ったわけじゃないんですよ!」
P「あぁ、知ってる…ほら、左からゾンビ戦車来てるぞ…真?」
真「それもこれも、みんな父さんのせいだー!」
P「真、ゾンビ戦車、左!」
真「えっ? うわーっ!」

死亡しました。
ガンコンはマシンガンタイプですね。視点変更ありなのかな?
ゲーセンは何処も似たようなもんですが、新宿東口方面で見た事があるような店ですね。

P「まだやるなら、コイン入れるぞ?」
真「いえ、見てます」
P「真はこーゆーの、得意なのかと思ってたよ」
真「父さんが、『ピコピコなんかやってたら軟弱になる』なんて言って、許してくれなかったんです」
P「本当に厳しいんだな」
真「はい、僕はみんなでわいわいゲームするの、好きなんですけどね」

で、話しながらもサクサク進めるP

真「プロデューサー、上手いんですね」
P「そうか? まぁ、昔は結構やってたからな」
真「なんか、男の人って感じ!」
P「なんだそりゃ(苦笑)」
真「あ、そうだ。ねぇプロデューサー、この後、時間ありますか?」
P「俺か? あぁ、少しくらいなら」
真「じゃあ…」
P「おい、真、まだ、ゾンビが街を!」

真に強引に腕を取られ、拉致されるP。
ぐぬぬ、羨ましい。俺もガンシューティングなら昔は結構やってたよ!

Bパート

試着室から出てきた真はスカート姿。

真「じゃん♪」
P「おぉ…」
真「もっと感動して下さいよ。せっかくのスカートなんですから♪」
P「あぁ、まぁ、珍しいが、どうしたんだ? 急に」
真「ひひ~、今日は、とことんプロデューサーに女の子扱いして貰う事にしたんです。さぁ、行きましょうか!」
P「…え? …どこに?」
真「決まってるでしょ、デートです」

うぉぉおおおおおお! なんて分かり易い展開。だが、まさに需要のど真ん中である。
ぐぬぬ、あざとい! この脚本、王道的にあざとい! 何の意外性も無く直球にあざとい!

と言う訳で、挿入歌「自転車」をバックに遊園地デートの二人。
全く以ってけしからんクオリティである。「好きだー!」はお約束な。

真「ねぇ、プロデューサー。デートって、こうですよね? 僕達、恋人同士に見えますかね?」
P「(溜息)馬鹿言え」
真「じゃあ、クレープとか食べた方が、それっぽいかな?」
P「クレープ食おうがアイス食おうが、よくって兄弟ってところだろ。あ、そもそも、デートなのか? これ」
真「もう、プロデューサー、もう少し乗ってくださいよ」

浮かれて座ったまま足をブラブラ振る真MAJIかわいい!

真「『菊地真、白昼堂々遊園地デート』なんて週刊誌に書かれたりして」
P「おいおい、そうなったら俺はファンから追い回されるよ」
真「大丈夫です。その時は僕がプロデューサーを担いで、全力で逃げてあげますから」

DSでは涼ちんとフライデーされてますけどね。
転んだ小さな女の子をあやす父親を見て、言葉が止まる真。

真「父さんはどうしても、僕を男の子として育てたかったらしいんです。スカートなんて一度も履けなかったし、かわいいものはウチには一切無かったし。男女なんて、よくからかわれたりもしてました。だから、お姫様に憧れて、長い髪、綺麗なドレス、素敵な王子様との出会い…そう言うのを夢見て、アイドルになったはずなのに!」

鬼の的に玉を投げて当てるゲームで見事「鬼退治」を果たし、かなり大きめの熊のぬいぐるみをゲットした真。
ご機嫌の様子だったが、女の子二人に因縁付けて絡むヤンキー三人組を見つける。
…え? この人達って男三人で遊園地に来たの?

真「おい、やめろ! 嫌がってるじゃないか、放してあげなよ」
不良A「あぁ? なんだ? お前は」
不良B「スカート? おいおい女かよ」
P「(小声)おい、やめとけ。立場を考えろ」
真「プロデューサー、下がっててください。僕、こーゆーの、許せないんです」

ヤンキーどもと対峙して緊張の雰囲気を切り裂いたのは、その絡まれてた女の子の黄色い歓声。
真に気付いて大喜びで真に駆け寄る。

女子高生「キャー、やっぱり真様だー! やーん、生で会えるなんて感激ですー!」
真「あぁ、ありがとう。でも、今はそーゆー場合じゃ…」
女子高生「助けに来てくれるなんて、やっぱり王子様なんだ! 今日のこと、一生忘れません!」

真に抱き付いて大盛り上がりの二人、

女子高生A「真様ぁ」
女子高生B「王子様ぁ」
真「えっと、ちょっと、離れて…」

無視されてブチ切れるヤンキー達、

不良「チクショウ、舐めんじゃねぇ!」

ヤンキーの拳の前に飛び出す赤羽根P…

真「プ、プロデューサー!」

左頬にいいパンチ貰いました。
うん、よくぞ身を挺した。例えアイドル本人じゃなくても暴力沙汰は不味いわけで、ここではアイドルを庇って殴られる以外の解は無かろう。

P「まぁ、とにかく解決してよかったよ。あ、痛…」
真「ごめんなさい、プロデューサー、僕が軽率でした」
P「まったくだ。やられる事は無いと思うが、顔に怪我でもしたら大変だぞ」
真「ですよね。…僕、アイドルなのに…」
P「だけじゃなくて、女の子としてさ」
真「あ…」
P「今日、真はお姫様なんだろ? ま、肝心の王子様役がこのざまじゃ、お姫様気分も台無しだよな」
真「そんな」
P「でも、俺と違ってさ、真にはそれが出来るんだよ。真はあの子達の王子様になれた。ちゃんと『王子様に助けてもらえた』って言う夢、見せてあげられたんだ」
真「夢を、見せる…」
P「あぁ、真はお姫様を夢見て、アイドルになりたいって言ってたよな。自分が夢を見るのも素敵な事だ。でも、誰かに夢を見せる事も、アイドルの大切な仕事なんじゃないかな?」

上手い事言ったなぁ。平田さんが馬まで熱演したAパート最初の漫画がこう繋がるとは…
更に、今のPの言い様とは対称となってしまう涼ちんのBランクEndを思い出してしまって必要以上に重みが増す。

日も暮れて、イルミネーション輝く遊園地。
キラキラ光るメリーゴーランドに目を奪われる真。
ここで「CHANGE!!!!」インストロメンタルアレンジ来ちゃうかぁ。いいねぇ。

真「綺麗だなぁ…」
P「乗って行かれますか? お姫様」
真「…ひひっ、よきに計らえ」
P「それじゃあお殿様だろ」
真「あはは、そうですね」

ここから先の真の動きとか表情とか喋り方とか、かわい過ぎて書く気になれない。
自分の目と耳で存分に味わうがいいよ。これは他ならぬ真回だからこそ出来た事だよなぁ。

で、事務所に戻った二人。

美希「ねぇ、二人でどっかに行ってたの? 収録、とっくに終わってたんでしょ?」
P「うん、まぁ、ちょっとな」
真「デートだよ。遊園地でさ」

即座にPを問い詰めにかかる美希と亜美と真美。

美希「ハニー! どーゆー事なの? ねぇ、ねぇってば!」
P「おい、真、大袈裟に言うなって!」
真「だってホントだもん!」
美希「ハニー、美希の真クン取っちゃ嫌ぁ! …あれ? 真クンがハニーを取ったの? うん?」

真回でしっかり領有権を主張する美希w

真「僕、頑張って『王子様』やってみようと思います。中途半端な気持ちじゃなく、真剣に向き合って」
P「そうか。お姫様はもういいのか?」
真「そりゃあ憧れますけど…でも、いつか誰かたった一人、僕の事をちゃんと女の子扱いしてくれる人が現れるなら、今は、これでいんです」

Ending

真ソロ新曲キターー!
「チアリングレター」、作詞はお馴染み、元NBGI・現在フリーのmft(オノダヒロユキ)さん。
作曲はMIKOTOと言うシンガーソングライター3人のユニットですね。ええ、アイステ3rdCDで「Traveler」を作曲された方々。

  • Twitter / @onodahiroyuki オノダヒロユキ/mft : 10月28日 1:54 AM

    情報公開です。この度、真回ED曲「チアリングレター」を作詞させていただきました。チアリングレターとは励ましの手紙の事。真らしい清々しく爽やかなメッセージを感じてもらえたら嬉しいです。

  • Twitter / @onodahiroyuki オノダヒロユキ/mft : 10月28日 3:29 AM

    今回の「チアリングレター」は、ED尺の都合でキレイに端折ったので雰囲気しか出ていませんが、フルサイズではちゃんと練り込んだ歌の構成が存在しますので、いずれそれを是非確かめて頂きたいと思っています。楽しみにしてくださいね。

でもって、映像の方は監督が全力でコミットですよ。

エンディングアニメーション : 錦織敦史
絵コンテ・演出 : 錦織敦史
レイアウト : 錦織敦史

今回、監督もイチオシを公言する真の当番回でありながら、自分で直接手掛けずにグロス制作と言う形で外部に出している事が放送前から話題になってましたが、このクオリティを守るために敢えて外に出したのか、と言うのと、更にその鬱憤をエンディングで晴らしたのか、とw
前回の響当番回がアレでナニだった事は確かに残念ではありますが、これはもう感心するしかないなぁ。


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