TVアニメ「Wake Up,Girls!」 第4話

そろそろ感想を書くのが苦痛になってきたと言うか、いいかげんに物語に浸れるだけの映像にして欲しいです。
もう実写でやればいいのに、

第4話「スキャンダル」

東京のテレビ局から取材が入り云々と言う話でしたが、これ自体がリアリティレベル下げてるなぁ。
フリーライターによる週刊誌名目の取材など、「会社組織がリスクを切り離せる前提で動いている人間」と言う設定なら妥当性はあると思うんですけど、テレビ局で(事件取材などの公共性を盾にした大義名分も無しに)取材意図を偽った取材って、はたして可能なんでしょうかね。
実際にそれを行ったとしても、普通に収録素材の破棄を要求されてお仕舞いじゃないですか。
であれば、このディレクター「鈴木」は、「WUGの所属事務所を丸め込んで意図通りに動かす説得材料」を用意しているはずなんですよ。
わざわざ企画を偽って、収録後にはどの様な段取りを想定していたのか、その計画がどの様な思い違いにより崩れたのか、そこまでイメージして描かないと、「悪意ある存在」にもリアリティが備わらない。

もしも、「悪役にはリアリティは要らない」なんて考えたのだとしたら、そんなのは80年代の子供騙しの物語作りです。
世界征服のために幼稚園の送迎バスを襲撃するような「程度」の話になってしまいます。
「鈴木は実は局の人間ではない」的な描写を挟み込んで、最後まで事務所側を騙し抜こうとする態度を見せていれば、それはそれで印象が違ったかもしれません。

それはそうと、このシーンの締め括り、

「訴えてやる!」
「やれるもんならやってみろ!」

で事務所の外からの構図になっていましたが、ここで「鈴木が社長に蹴り飛ばされて2階の窓ガラスを突き破って落ちてくる」描写にしていれば、両津勘吉(こち亀)相当のリアリティレベル描写として完璧だったと思いますし、その場合は「悪意ある存在」のリアリティ不足は気にならなかったでしょうね。惜しい。

それはそうと、相変わらずカメラはぶれていました。
仙台ローカル局の人とか、馬鹿にされてるように感じてるんじゃないかと余計な気をもみます。

ところで

テレビ東京より早いタイミングでの放映となる一部のテレビ局にて、局への納品が間に合わず、第一話と第二話を用いた総集編の放送となったそうです。
で、その局に対する配慮なのか、多くの局の放映より遅いニコ動の「ニコニコチャンネル」および「ニコニコ生放送」での配信も、その総集編を用いた、と。

地上波は仕方無いにしても、ニコ生では、中の人(WUGのキャストの7人)が劇場版主題歌とTVアニメ版主題歌を歌って踊り、ついでにトークでもさせた方が、よっぽど評価が上向いたと思うのだけどなぁ。


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