2015年春期(2015年度第1Q)深夜アニメ レビュー 其之壱

録画を検討するために「ザックリ一通り見た」地上波深夜枠の新アニメの感想など。
時間的な都合でかなり雑です。ご了承ください。

  • 感想にはネタバレを含みますので、これから見始めるつもりの方にはおすすめしません。


(↑ここまでほぼテンプレ)

以下、第一話をチェックした新番組(1/2)

美少女戦士セーラームーン Crystal

http://sailormoon-official.com/animation/

以前ニコニコで流してたものから大幅に作画修正されているそうです。
連れが見ると言うので録ってみたものの、初っ端から主人公の声に噴いてしまって見続けられなかった。
いや、流石にもう無理ですよ三石さん。
連れはまだ頑張って見続けるつもりらしいですが、

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

http://www.tbs.co.jp/anime/oregairu/

シリーズ1期目(「続」が付かない方)を当時全く期待せずに見て、強く惹かれてしまったので、2期も引き続き視聴。
1期もやたらめったら刺さってくる内容でしたが、相変わらずストレスフルで素晴らしい物語ですね。

「現代人はストレスが多いので、日常系アニメで脳味噌空っぽにして癒されたいのだ」と分析する人もいますが、この様にストレスの強い作品でも、2期を作れる程度に市場の支持を集めているのは頼もしい事です。

レーカン!

http://www.tbs.co.jp/anime/re-kan/

…それは、紛う事無きクソアニメであった。

分類としては日常系と言う事になるんでしょうね。
ジャンル的不適合で日常系を苦手とする俺ですが、そろそろ「良い日常系」と「ダメな日常系」の区別が付き始めた気がします。
ミリオンでもお馴染みの木戸衣吹と伊藤未来が主演と言う事で、主に声優目当てで見始めましたが、これは明らかにダメな方の日常系。

そうか、KADOKAWAのみならず、アニメ事業に復帰した徳間ジャパンコミュニケーションズまでもが、いぶちゃんをクソアニメ請負人扱いするんだな。この恨みは忘れんぞ。

魔法少女リリカルなのはViVid

http://nanoha-vivid.tv/

今作、なのはViVidは「原作:都築真紀/作画:藤真拓哉」のコミックからのアニメ化です。
コミックの方は連れが買ってるんですが、藤真拓哉の絵に不満はありつつ、渋々購読を続けている模様。

設定は面白いと思うんですよ。
なのはとフェイトが同性カップルとして養子のヴィヴィオと共に家庭を築いているなんて、かなりリベラルじゃないですか。
ただ、ストーリーはあまり面白いとは思えない…かな。最早、魔法少女らしさも微塵も残ってないし。

加えて、アニメは第一話から作画が残念。
いや、作画と言うと語弊があるかな。これはキャラデザから残念なのだと思う。
流石に誰が描こうが藤真拓哉よりはマシになるだろうと思ってましたが、その期待も儚く散りました。
悪い意味で原作漫画の絵に引っ張られてるんだよね。そこは似せちゃダメなとこだろう。

類例として「PSYCHO-PASS」のキャラクター原案:天野明が挙げられると思います。
天野氏の描く人物は顔の角度に制約が多く、斜め後ろからの顔なんか大変な形になってしまう。
アニメのキャラデザはそーゆー「元の絵師が描けなかった角度」を補完してデザインし直す必要があると思うのですが、「なのはViVid」はそれに失敗したかな、と。
第一話の時点では、目の大きさがぐるぐる変化して目が回りました。

原作漫画のキャラクターデザインの角度制約が残ってて、顔に角度が付け辛くなってるよね。
全く付けられないわけではないんだけど、1つのシーンの中で角度を変化させようとすると確実に破綻する。
3話だったか、キャラクターを正面に捉えた構図で、そのキャラクターが軽く会釈をするシーンがあったんだけど、顔は正面を向いたまま、首の長さの6割ぐらいを縦にストンと降りたもんだから、思わず吹き出してしまった。

尚、連れは「なのは見るの辛いわ」とぼやきながら見続けています。そーゆー事ってあるよね。

余談ですが、なのはのシリーズでは、作中リアルタイムから僅か数百年前の王朝を「古代ベルカ」と称しており、「たかだか200~300年で『古代』呼ばわりってwそんなに文明水準低いのか」って感じだったんですが、本作では「旧ベルカ」と言う表現が混在してますね。修正されつつあるのかな?

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

http://danmachi.com/

第一話で「ヘスティアの紐」がバズりましたが、その後はサッパリですね。
たまたま漫画版の方に目を通していたので、アニメの少し先まで予習済みですが、半年後に記憶に残っているほどの作品だとは思いません。

純ファンタジーでは無く「ゲーム風ファンタジー」設定なんですが、これを敢えてゲームとして読んで、ゲームがどの様な状況ならこの物語の環境になるか、と考える楽しみ方もあるかと思います。
例えば、「初心者を受け入れるギルド」が成立しない状況を考えてみる。プレイヤー登録にはほとんど制約が無いが、ギルド開設はIDが住民登録番号(韓国)と紐付いたプレイヤーでなければ出来ず、また、本国では既に人気が下火となっているため、この先ギルド数が増える見込みは無い…とか。(←だいぶ苦しい)

それはそうと、ロリ女神様より戸松エルフ(眼鏡巨乳)の方がセクシャルで美味しそうだと思いませんか。
残念ながら作り手の側が戸松エルフさんの価値をよく理解できていないようで…

戸松エルフ「ベル君、私のこの格好を見て、何か言う事はなぁい?」
俺&連れ「…メガネは?」

オフだからメガネ外すとか、艦これ最終回並みに意味分からん。

長門有希ちゃんの消失

http://www.yukichan-anime.com/

日常系、ですね。
予感はしていましたが、案の定、サッパリ面白くならないので、2話で切りました。

食戟のソーマ

http://www.shokugekinosoma.com/

原作漫画の良さをほとんど損ねる事無くアニメ化されていると思います。安心して見れます。

電波教師

http://www.ytv.co.jp/denpa/

アニメ化が発表された時点で既にクソアニメになる事を運命付けられていた「約束されしクソアニメ」の二つ名を持つ傑作です。
いや、これは仕方がない。そもそも原作が面白くないんだもの。「破天荒教師モノ」がやりたくて属性を盛って行ったら、記号化が強まり過ぎて、連載開始時点で既にキャラが生気を失っていた、と言う稀代の失敗作。

加えて、主人公の妹の声優が…いや、これは言うまい。

あのな。TrySailのことをゴリ押しゴリ押し言うやつおるけどな。ミューレがSonyMusicグループの影響力を行使しても、デビューシングルを「今期一番のクソアニメ」のOPに押し込むのが精一杯、と言う現実の厳しさを直視するべき。

終わりのセラフ

http://owarino-seraph.jp/

第一話の途中で退屈して放り投げてしまいました。

ハイスクールD×D BorN

http://www.haremking.tv/

このシリーズは、おっぱいアニメの中では見れる方の作品だと思うのですが、正直、おっぱいアニメ需要が自分の中で下がり続けているのです。残念ながら一話切り。
ジャンル的不適合なので、作品に対するネガティヴ評価はしません。

ガンスリンガーストラトス

http://www.guns-project.jp/

今期の「A-1 Pictures」作品は第一話から作画が微妙なのが多いですね。背景に対して、キャラクターの位置が微妙に浮いている感じがします。
前シーズンの「ディオメディア」の様に、数を抱え過ぎて回せなくなってるんでしょうか?

ストーリー的には期待していませんが、アクションさえちゃんと見せられればそこそこの評価を得られる作品だと思うので、頑張ってほしいです。
あるいは、前シーズンの「ディオメディア」が「銃皇無尽のファフニール」と「聖剣使いの禁呪詠唱」を犠牲にして「艦これ」に注力したように、今期の「A-1 Pictures」はガンスト、なのはViVid、電波教師を犠牲にして「うたプリ」を生かすのでしょうか?

Fate/stay night Unlimited Blade Works 第2期

http://www.fate-sn.com/

第1期を見たので、惰性で見続けますよ。
1期の最初の方から感じていましたが、主人公がキチガイ過ぎて最高に気持ち悪い。(褒め言葉)

1期は背景の設定とかいいかげんで作画の良さを台無しにしていたので、その辺りは何とかして欲しいかなぁ。

プラスティックメモリーズ

http://www.plastic-memories.jp/

原作がMAGES.系のオリジナルアニメと言う事でそれほど期待はしていなかったのですが、まずその事を謝罪したい。
これはかなりの良作になりそうです。雨宮天、いい役貰ったじゃん。
エンディングをミンゴスが歌っています。

ロボットだアンドロイドだと言う作品になると直ちに「SFかSFじゃないか」で語りたがる残念な人もいますが、これは「ファンタジー」ですね。あるいは「すこしふしぎ」の方のSFでもいい。サイエンスフィクションではありません。

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレボリューションズ

http://utapri.tv/

3期目ですかね。
連れが見ているので、付き合い程度に。
2期のラストが酷かったので(どう考えても新曲を投入すべきタイミングでメインテーマ使い回し)、今期はあーゆー事にならないといいね、と。

1期・2期もそうでしたが、オープニングが「主題歌」、エンディングが「メインテーマ」となっています。
連れが「メインテーマが耳に残らない」とぼやいていましたが、典型的な連作障害だと思います。
同じクリエイターが同じテーマで作り続けると、味がぼやけてくる。
作曲を他へ頼んだ方が良かったんじゃないかな?

てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう

http://www.ntv.co.jp/tesapuru/

なんで30分にしたし…。

残念ながら三話切りと相成りました。
テイストとしてはてさぐれの過去シリーズとなんら変わってないし、
新たな挑戦、新たな要素も見られるのだけど、それでも30分は間が持ちませんでした、と。

(たぶん、其之弐へ続く)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

機械投稿阻止のための画像認証 * Time limit is exhausted. Please reload the CAPTCHA.