アニメ「THE IDOLM@STER」 第19話

貴音回でした。
そして、案の定961プロの攻勢が激化…

先週ほどではありませんが背景の描き込み密度も高かったし、みんな可愛くよく動いて、楽しかったです。
特に、SPのあの設定を埋めずに残した事を高く評価したい。

うん、ラストカットについては今はまだ触れない。
例によって感想はまた後日。
(全話放送終了に伴い「Read more」記述を解除しています。)

話「に隠れる月の如く」

陽光差し込むベッドの上で、目を覚ます貴音。
え? まさかこれ貴音の部屋なんすか? と思わせておいて…

「はいオッケー!」「ありがとうございました」

そーゆーシーンの撮影でした。
不思議なこだわりを見せる貴音さん、

貴音「この様な寝巻きの女性が迎える朝、と言う状況を、私なりに演じてみたのですが…」
P「あぁ、そう言う事か。大丈夫、ちゃんと出来てたよ」
貴音「そうですか。なら良いのです」
P「貴音は寝る時、パジャマじゃないのか?」
貴音「その様なプライベートな質問には、お答え致しかねます」
P「ん…けど、似合ってるよ」

全裸ですね。分かります。
と、シーンは変わって961プロ、劇伴は例によって961プロのテーマ(「2」BGM「961dark」)。
「2」での黒井社長登場時のお約束の曲ですが、地方営業の営業先でPが黒井社長に絡まれる時なんて、BGMが直前の雰囲気をガラリと変えて引き締めつつも、黒井社長自身の言動がお茶目なので、そのギャップがツボだったり。

黒井「公式プロフィール以外一切の過去が謎に包まれた『銀色の王女』こと四条貴音…なんとも程度の低い売り方だ」
悪徳記者「ネットやなんかじゃ、異国の王族説や宇宙人なんじゃないかって馬鹿話もあるらしいですね」
黒井「くだらん! ナンセンス!」

SP世界線の情報が混信している?!
これまでの765プロへの圧力が十分に効いていない事にご不満のご様子の黒井社長。

黒井「君を呼んだ理由は、わざわざ口にしなくとも分かるな?」
悪徳記者「ええ、秘密があればトコトン暴く、それが俺の仕事です」

オリンパスきたー! …え?

Aパート

歌番組の収録を終えた貴音さん、Pと話している最中に何者かの視線を感じて眉を顰める。
その後、そのまま控え室で雑誌取材。同じ番組に一緒に出演していたのであろう春香さん、雪歩、やよいも近くで見守っています。

インタヴュアー「四条さんの魅力のひとつに、その綺麗な髪があると思うのですが、美しさを保つための秘訣などはありますか?」
貴音「特別な事はしておりません。よく眠り、よく食べるくらいでしょうか」
インタヴュアー「よく食べる? じゃあ、好きな食べ物とかは?」
貴音「色々とあります。特に秋の味覚は、まことに素晴らしいものです。山の幸にのみ注目しても、松茸、銀杏、薩摩芋…」

インタヴュアーが聞きたいポイント以外で興が乗ってしまわれた。(^^;
これには赤羽根Pも中里キリさんも苦笑

やよい「そう言えば、私達も貴音さんの事、よく知らないですよね」
春香「そうだよね。どこの出身とか…」
雪歩「私が四条さんに質問した時は、古い都だって言ってたから、てっきり、京都だと…」

赤羽根Pも知らされて無いし、当然、我々もアニマスの設定はどうなってるか分からないし…
この次は皆と別行動となる写真撮影。赤羽根Pと貴音さんはタクシーで向かいます。

P「なんか、食べ物の話ばかりだったな」
貴音「食は文化の中心、基本です。自然と話も膨らみ、長くなるのは必然でありましょう」

まぁ、対外的にも大食いキャラと言うレッテルを避ける気が無いのであれば、それはそれでいいんじゃないでしょうかね。
事務所がインタヴュアーに対して「その部分は使うな」とか言い出したら洒落にならんでしょうが、はらみーなんて何振っても食べ物の話に帰結したり食べ物の話にしか反応しなかったりと言う事がありますし…って、今の貴音さんの描写は中の人ネタなのかよ!(←今更)

P「次の撮影で今日の仕事は終りだし、終ったら何か食べに行こうか? 中途半端な時間だけど…」
貴音「いえ、是非!」

素晴らしい食いつきw
撮影場所の公園に着き、遠巻きに野次馬に囲まれながら秋冬の装いでスチル撮影。
しかし、そこでも視線を感じる貴音さん。

悪徳記者「カンがいいな、気配でも読めるのか?」

読めるんだろうなぁ。
撮影が終わり、ワゴンの中で着替えた貴音が出てくると、赤羽根Pは電話中…

P「すまん! 貴音、急な用事が入って…メシは次回と言う事で」
貴音「え?」
P「スマン!」
貴音「仕事であれば、仕方ないですね」

悲しそうな貴音さん。

P「え? 少し歩いて帰る? それはいいけど、一人でちゃんと帰れるか?」
貴音「大丈夫です。子供ではありません」
P「そうだな。じゃあ、気をつけてな」

と言う事で、タクシーで次の用件に向かうPとは別行動に。
飲食店を見ながら街を歩く貴音さんは品のいい老紳士とぶつかる。彼の落とした財布を拾って呼び止めた貴音さん。

老紳士「お嬢さん、できれば、気持ちばかりのお礼をさせて頂きたいのですが…」

まぁ、御飯で釣られちゃ断る道理は無いと思うんだぜ。ただし…

悪徳記者「こいつは…とんでもない大ネタが転がり込んできたもんだ」

あーあ…
シーンは変わって、Jupiter出演の歌番組の収録。
せっかくのJupiterのステージシーンだと言うのに、控え室では悪徳記者が黒井社長に報告中。

黒井「これはこれは、また面白い相手と一緒じゃないか」
悪徳記者「偶然でしょうが、この写真を見せられたら、そうは思えないでしょう」
黒井「ひひっ、面白くなりそうだ…」

そして、週刊誌の吊り広告に踊る「四条貴音移籍(か)!?」の文字。
あの紳士は大手レコード会社のオーナーだったようです。まぁ、自分とこでアーティスト抱えてるレコード会社系列な事務所もありますわな。
と言うか、「(か)」って書き方するのは週刊誌じゃなくスポーツ新聞一面だろw
週刊誌だと何故か「名前(年齢)」だったりする。有名タレントで、年齢なんて特に関係の無い話題でも、何故かワザワザ吊り広告の見出しに年齢入れてる。

P「…やられたな」
律子「エルダーレコードのオーナーとは、まだ連絡つかないんですか?」
P「あぁ、海外に出張とかで…」

週刊誌を見て頭を抱えるP、電話対応に追われる小鳥さん、動揺する響、雪歩、やよい。

響「ねぇちょっとプロデューサー、これ、どーゆーこと?」
雪歩「四条さん、エルダーレコードに移籍しちゃうんですか?」
やよい「そんなの嫌です~」
響「プロデューサー、貴音を引き止めてよ~」
律子「あのねぇ、あんた達…」
P「こんなの、作り話に決まってるだろ?」

と、そこで事務所に入ってきた貴音。

響「貴音! 行くな貴音、サーターアンダギーあげるから!」
雪歩「か、柿葉茶もどうぞ!」
貴音「な、なんなのですか?」

何お茶してんだよw
社長室にて、Pは貴音と二人きりで話を訊く事に。

P「本当に、根も葉もない話なんだな?」
貴音「はい」
P「だよなぁ…」
貴音「私が軽率だったのです。961プロの事で、皆が気を引き締めなければならない状況にも関わらず…」
P「まぁ、今更、撮られた事を責める気は無いけど」
貴音「…あの、プロデューサー、実は…」

部屋を出た二人に、小鳥さんが「善澤さんから電話があった」と。
あのカメラマンと961プロに繋がりがあるとの情報提供。対応を検討する一同…

P「エルダーレコード側と話がつくまで、下手なコメントは控える様にしましょう」
小鳥「その間、貴音ちゃんは?」
律子「カメラもまだ狙ってくるだろうし、なるべく表立った活動は少なめにして…」
貴音「いえ、私には何もやましい事はありません。普段通り仕事に励みます」

おぉっ、貴音さんMAJI気高い。
シーンは変わって、再び961プロ社長室での悪徳記者と黒井社長。
部屋のテレビでは、貴音の移籍騒動がワイドショーで取り上げられている。

黒井「各局とも思った以上に食い付きがいいじゃないか」
悪徳記者「流石に『銀色の王女』と言ったところですね」
黒井「しかしまだ生温い。重要なのは次の一手だ。次の一手があれば確実に…チェック、メイトだ」

黒井社長、囲碁のルールも知らないのか。orz
あ、本日の「黒井社長のボードゲーム」シリーズは囲碁でした。
バックギャモンまだー?

それはそれとして、途端に行動が怪しくなってくる貴音さん。
テレビ局でのお仕事の後、人目を忍んで赤羽根Pと密談する貴音さん。

貴音「この話は、できれば私とプロデューサーだけで…」
P「そうだな」

やよいに訊かれた貴音は「ただの仕事の話」とはぐらかす。
真と雪歩と共にレッスンを受けた帰りも、「まだ打ち合わせが」と別行動。
事務所の前では誰かと電話をしている。

響「貴音? へー、珍しい。誰から?」
貴音「とても、お世話になっている人です」

竜宮小町以外全員でのお仕事と思われる控え室にて、貴音以外の面々が話し合っている。

響「…怪しい」
雪歩「確かに、怪しいかも」
真美「いつも通りと言えばいつも通りだけど…」
美希「ねぇねぇ、何の話?」
やよい「最近の貴音さん、何だか変な感じじゃありませんか?」
美希「変?」
雪歩「あの記事以降、より不思議度がアップしたと言うか…」
響「秘密のニオイがする」

響ってそーゆー表現好みそうだよねw

美希「…そう言えば、この前貴音、なんだか嬉しそうにしてた」
一同「嬉しそう?」
美希「うん、確か、おじいちゃん? から手紙を貰って、何か決めたって…」
雪歩「それってまさか、エルダーレコードのオーナーじゃ?」
やよい「えー?! じゃあ、私が聞いたのは移籍の話だったんですか?」

おぅふ、流石にあれだけ怪しげ行動だと不審をばら撒いてしまいますわな。

響「移籍しないって言ってたぞ!」
千早「四条さんが嘘を言っているとは思えないけど…」
春香「そうだよ。貴音さんはどこへも行かないよ。プロデューサーさんもそう言ってたじゃない」
真美「分っかなんないよ~。兄ちゃんがグルって事も有るし…」
春香「だ、だから、考え過ぎだってば」

赤羽根Pがそこまで出来る男なら色々と話は変わってくるわけだがw

美希「美希的には、貴音なら、どこの事務所でもやってけるって思うけどなぁ」
真「こ、こら、美希、みんなを不安にする事言わないで!」

いいなぁ、この美希いいなぁ。
「どこの事務所でもやってける」って気持ちは大切だと思うよ。
まぁ、俺は貴音は「どこの事務所でもやってける」とは思えないんだけどw
むしろ、今の美希は「どこの事務所でもやってける」よね。あの時と違って、プロジェクト・フェアリーの三人の中でも一番しっかりしてるんじゃないか?

真美「あー、もう! それもこれも、お姫ちんが謎過ぎるせいだよー! だったらぁ…」

挿入歌「フラワーガール」でステージシーンから。
ここまでのやり取りは、貴音さんソロ曲の収録中だったようです。
真美の作戦は、四六時中誰かしら貴音に張り付いて監視すると言う事みたい。

貴音「…最近、皆に見張られている気がするのですが」
春香「きっ、気のせいですよ、気のせい。あ、縁日やってますよ。寄っていきませんか?」

Bパート

縁日の屋台で焼きもろこしを買う響と春香。
貴音さんは少しは離れたところで腰掛けて見ている貴音と、その近くに千早が。

千早「みんな、不安がってます」
貴音「不安?」
千早「はい、目を放したら、四条さんがどこかへ行っちゃうんじゃないかって」
貴音「なるほど、そう言う事ですか。どうやら、余計な心配をかけてしまったようですね。申し訳在りません」
千早「四条さんには、私達の分からない事がたくさんあって、だから…」
貴音「誰にも、他人に言えない事の一つや二つはあるものです。千早にもあるのでは無いですか?」

頭に載せていた張り子の狐のお面を被り直すミステリアスな貴音さん。明音先生ですね。違います。
一方、そう言われた千早は弟との縁日の思い出を白昼夢に見る。

貴音「千早? どうかしましたか?」
千早「…別に」
貴音「千早、いつか、話せる様になるといいですね」
千早「……。」

俯く千早。
そこへ、出店で買い物してた面々が戻って来る。

響「何話してんの?」
貴音「秘密の話です」
響「なんか怪しいぞ!」
貴音「ふふっ、せっかくですから、皆で縁日を楽しみましょう」
千早「…ごめんなさい。私はここで」
春香「帰るの? 千早ちゃん」
千早「ええ、じゃあ…」
春香「う、うん…。また、明日ね」

心配そうな春香さんを見て、胸が…。
その場を離れる千早は、貴音を尾行していた例のカメラマンとすれ違う。

悪徳記者「ちっ、見失ったか。…あ、あれは、765プロの…」

メインターゲットを失探し、ついでとばかりに千早の尾行に乗り換えた悪徳記者。
千早は気付かずに弟の墓参りへ。と、そこで母親と鉢合わせしてしまう。

シーンは変わって、961プロの社長室で黒井社長に報告する悪徳記者。

黒井「収穫無しか」
悪徳記者「なんだかおかしな事になってまして、いつも他の連中がべったり付き纏ってるんですよ」

それ、誰のせいだとw

黒井「ん? これは?」
悪徳記者「ついでに撮りました。揉め事かと思いましたが、母親の様で」
黒井「ほほう…」

黒井社長の手には、墓の前で言い争う千早とその母親…
…ってヲイ、ダメだ! 俺の千早に手を出すんじゃない。くそっ、そーゆー展開かよ。
あぁ、もうダメだ。orz

「それじゃあ、また」と社長室を出た悪徳記者は、Jupiterの三人と鉢合わせて慌てて顔を背ける。

冬馬「今の男…」
翔太「例の、移籍騒動の写真を撮ったパパラッチだよね」
冬馬「じゃあ、あれはオッサンが?!」
黒井「だとしたら何だと言うのだ?」
冬馬「なんでだよ。くだらない小細工は必要ねぇ。何度も言ってるように、765プロは俺達が実力で…」
黒井「コマの分際で思い上がるな! お前達はただ黙って私の指示に従っていればいい!」
北斗「…だってさ」
冬馬「…くっ」

早くもJupiterと黒井社長の間にヒビが…こりゃ長くは持たんぞ。
アニマスではJupiterはJupiterのままで終わって欲しかったんだが、最終回までに961プロから離れそうだなぁ。

シーンは変わって、貴音さん、今度は万代警察署一日署長だそうです。貴音さんMAJIトップアイドルすな。
制服姿がとても麗しゅうございます。

悪徳記者「なんて人の数だ。あの記事が追い風になってやがる」

誰のせいだとww

イベントの最後のご挨拶を終えて、お偉いさん方と順番に握手を交わす貴音さん。
と、その中に例のエルダーレコードオーナーが。

老紳士「制服もよくお似合いだね」
貴音「あ、貴方は…」
老紳士「どうやら例の件で迷惑をかけてしまったようですね」

うわぁ、釣りだw
赤羽根Pがエルダーレコード側と警察署に頼み込んで、エサとして来て貰ったんだろうなぁ。

悪徳記者「キター! 逆転サヨナラのスクープだ!」

そして釣られる悪徳記者。
プレス席も後方でまともに前が見えていなかった悪徳記者は、プレス席を飛び出してカメラを手に二人へ迫る。

貴音「ここ数日、私の後をつけていたのは貴方ですね?」
悪徳記者「ちっ」
P「お前が!」

アクションシーン来た!
貴音さんカッコ良過ぎて惚れてしまいそうですよ。

そして、この騒動はワイドショーのネタに、
「一日署長お手柄、やりすぎ悪質パパラッチを撃退!」
その流れでエルダーレコードオーナーの引き抜き否定コメントも扱われると言う、赤羽根Pの計画通りなのであろう一件落着な展開。

そのテレビを事務所でラーメンを食べながら見ている765プロの一同。

P「やれやれ、サポートにもなれなかったなぁ」
貴音「そんな事ありません。打ち合わせ通り、共にあの者を追い詰めてくださったからこそです」

ラーメンの具材のホウレン草を箸で摘まみ上げて、

貴音「勝利の鍵は、ホウレンソウですね」

シーンは社長室で二人きりで話していた時の回想へ。

貴音「…あの、プロデューサー。実は、先日から、何者かの視線を感じていたのです」
P「え?」
貴音「その時は、わざわざ報告する事でも無いと…」
P「そう言う事はすぐに報告するんだ。まったく、そうと分かっていたら、一人で帰したりなんか…」

「報告・連絡・相談」の徹底を指示する赤羽根P、思わず噴いたが、そうだね。社会人の基本だね。何も間違ってないよね。
あと、1期で「i」インストロメンタルが占めていた位置が「Colorful Days」インストロメンタルになってるな。

響「もう、そんな計画なら最初から言ってくれればいいのに」
春香「まあまあ、何はともあれ、めでたしめでたしだよ」
雪歩「ところで、美希ちゃんが聞いた手紙の話って…」
美希「あ、そっか。貴音、美希に手紙の話、したよね?」
貴音「それは、古都におります、じいやから届いた手紙の事です」
雪歩「じいや、さん?」
貴音「文(ふみ)によれば、郷里(くに)の人達も、私の活躍を喜んでくれていると…」

そのクニって、京都の事じゃないよね。いや、京都の事でも全然構わないんですが、

響「地元の声援は、何より励みになるからな」
貴音「私の活躍が皆を励まし、皆の声が私を励ます。届いた文を読みながら、私はより一層、アイドルとして高みを目指さねば、と決意したのです」

貴音さんが言うとやっぱり…

P「それはそうと、食事の約束、こんなラーメンで良かったのか?」
貴音「ええ」
P「エルダーレコードに行けば、毎日高級フレンチ食べ放題だったかも知れないぞ」
貴音「それはそれで魅力ですが、私は、こうして食べるラーメンの方が、好きですよ」

はらみーも高級フレンチ食べ放題よりは「王将」食べ放題を選ぶんだろうなぁw

そして、屋上に出て月を見上げる貴音さん。

貴音「私は元気にやっています。皆も何卒…」

このシーンを入れてくれた事を高く評価したい。とても嬉しかったです。
…が、その直後、俺はどん底に突き落とされる事になる。

黒井「そろそろ私からのプレゼントが届く頃か。765プロ、今度こそジ・エンドだ」

やめて、お願いだから千早はやめて…

赤羽根Pと貴音と番組スタッフらしき男性が打ち合わせをしている控え室に、「おはようございます」と入ってくる千早。
机の上には週刊誌と黒い薔薇の花。そして、週刊誌の表紙を見た千早は血相を変えてページを捲る。

P「千早、…千早?」
千早「はっ、はい」
P「どうした?」
千早「いえ…」

その後、歌の収録に臨んだ千早は、声が出なくなってしまう。

Ending

貴音ソロ曲でも最高の名曲「風花」だったのですが、後から録画を見返すと絵も素晴らしく美しいのですが、放送で見てた時は目の前がぐにゃぐにゃに歪んでろくに見えませんでしたよ。
千早…

総括

当たり障りの無い掘り下げ方で、期待以上だったとは言いませんが、期待を下回るものでも無かったと思います。
やっぱり貴音さんにはミステリアスなキャラのままで居てほしい。
そこを掘り下げると、謎が失われて設定の価値を損ねるか、謎を誇張して過度にコミカルになってしまうか、いずれかだと思うのです。
その意味では、ハム蔵メインで過度にコミカルになった響回と同じリスクを孕んでいた。ここは上手く捌いたと評価したい。
(勿論、アイステやニコマスの様なコミカルな描き様も有りと言えば有りなのですが、)

加えて、千早回への繋げ方も素晴らしかった。
あの縁日での千早と貴音の会話が無かったら、その後の千早の描写が、千早と周囲との関係性が若干薄まって感じられたのではないかと思います。

あえて欲を言えば、響回だって、SPや「2」で描かれたような故郷の家族への想いとかを描くと言う道だって有り得たと思うんだぜ。結局、何故あんなにも動物を飼っているのか、と言う内面的な掘り下げは1mmたりとも行われなかったわけで、過ぎた事とは言え、それはとても残念。


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