サイリウム考

先日の12月8日、バンダイナムコゲームスの直販サイト「LaLaBit Market」にて、来年2月の冬ライブの事前物販として「公式サインライト」「765プロ プロデューサーマルチバッグ」「765プロ プロデューサーベンチコート」765プロ プロデューサーパーカー」の販売が始まりました…が、中でも「公式サインライト」は速攻で完売・受付終了しました。

その後、再度追加の販売がありましたが、やはり数時間と持たずに完売。ええ、買えませんでした。
と言うわけで、ちょっと愚痴でも…じゃなかった、サインライトに関して書こうかなぁ、と。

始めに

このカテゴリーの商品に関しては色々な呼称があるために、どれを使えばより正確に伝わるのか迷うんですよね。
ライブに持ち込んで観客が客席で(勝手に)光の演出をする道具、と言う意味合いにおいては「コンサートライト」、「サインライト」と呼ばれます。
ライブ主催者側が配布したり指示・要請したりする場合もあるので、必ずしも勝手演出ではありませんが、

よく使われている「サイリウム」と言う呼称の元々は、世界初の「ケミカルライト」の商品名「サイリューム(CYALUME)」が変化したものとされています。サイリュームは商品名なので、商標権侵害にならないよう、このカテゴリの商品の総称として「サイリウム」と呼ばれるようです。

「ケミカルライト」とは、直訳すれば化学式照明・化学式光源。折り曲げる事でケース内のパーテーションが壊れ、分けられていた二種類の溶液が混ざる事で化学反応を起こして発光します。
本来の用途は「使い捨ての照明」です。軽量で携帯性・保存性に優れ、火を使わず熱もあまり持たないので、防災用品に最適です。
尚、某ツインボーカルユニットの命名由来から「化学反応」と言う意味合いで「ケミストリー(Chemistry)」と言ってドヤ顔する人が居ますが、それを言うなら Chemical Reaction あるいは Chemical Change です。肝心な方を省略して「化学!(どやぁ)」とされると噴き出しそうになるので勘弁してください。

本来ならば、「サイリウム」とはこの「ケミカルライト」を指していた筈ですが、後に電池式の照明も「サイリウム」と呼ぶ人達が出てきました。
実際問題、「ケミカルライト」と電池式のライトは区別しないと都合が悪い場合が多く、何でもかんでも一括りに「サイリウム」と呼びたがる人へ抵抗するが如く、「電池式サイリウム」「LED式サイリウム」と言う呼称も生まれています。

電池式のライトは、そもそもは単なる「LEDライト」を出自としています。日本の古い表現では「懐中電灯」、この発光部分に半透明な(完全透過ではない)筒を被せ、「ケミカルライト」と似た光る棒状(ライトスティック)にしています。
交通整理・誘導に使われる「誘導灯」と似ていますが、直接の関係はありません。ふざけて(会場外で)誘導灯を振る人は居ますし、誘導灯を用いた「交通誘導を兼ねるダンスパフォーマンス」と言うのも昔から存在しています。

LED式のライトスティック(光る棒)は元々は手作りだったため、振ってると外れて飛んだだの、先端処理がされてなくて光がそのままスティックの延長線上を照らして迷惑になるだのと言う問題もありましたが、後に「コンサートライト用途に作られたLED式のライトスティック」が市販されるようになりました。
で、御存知の通り「市販品のみ・改造禁止」と言う様なレギュレーションが生まれた次第。

「ペンライト」と言う表現もあるんですが、これがまた中途半端で…。
えーっと、コンサートライトの習慣が生まれる前は、ペンの後ろに小さなライトが付いているモノを指してたんですよ。文字通り「ペン+ライト」だった。
ところが、いつの間にか「ペン形状のライト」の意味から「ケミカルライト」を「ペンライト」と言う商品名で売ってる人達が居たみたいです。
アイマス公式のライブグッズでも5th辺りで「公式ペンライト」として「ケミカルライト」を販売していました。

光害と規制

コンサートライトの習慣は、常に周囲との摩擦がありながら広まって来ました。
そりゃまぁ、棒を振り回してりゃ周囲に当たる事もありますし、すっぽ抜けて投擲武器になるかも知れません。
更に、コンサートライトの習慣が定着してからは「より派手に」と言う軍拡競争が始まってしまいまして、やたらと長い物を用意したり、より多くの光量を追及したり、と。周囲にしてみれば、危ない上に眩しい。

かくして「他のお客様のご迷惑になる」ものになってしまったわけです。
コンサートライト使用者が極少数であれば、あっさり全面禁止になったんでしょうけど、既に広く定着し、多くの観客が折り合いをつけて穏当に楽しんでいる場合、単純に全面禁止するわけにも行きません。
そのため、レギュレーションを設けて極端なものだけを取り締まる形になりました。

現在のアイマスライブの規制

まず、化学式照明(ケミカルライト)の場合と電池式照明(LEDライトスティック)の場合の共通のルールとして「長さ25cm未満」と言うのがあります。

化学式照明(ケミカルライト)の制限はこれだけです。
化学式は一般人が自作する事が難しいため、この規制の範囲の現行の市販品であれば問題無いと言う判断でしょう。
例えば、将来的に「長さ25cm×幅25cmの板状のケミカルライト」等と言う頭の悪い代物が出現したら、やはり「他のお客様のご迷惑になる」として規制が追加されると思います。
また、もしも一般人が自作するようになったら、「市販品以外禁止」と明記されるかもしれません。

電池式照明(LEDライトスティック)の場合、更に「無改造の市販品」「ボタン電池使用」と言う制限があります。
これは恐らく光量規制を意図したものと思います。一般的に市販のLEDライトスティックで用いられているのは、ボタン電池「LR44」を3枚直列にして4.5V、あるいは「CR2032」を1枚で3Vと言った辺りでしょうか。電圧が高ければ高いほど高輝度のLEDをたくさん光らせる事ができますが、ボタン電池を5枚も10枚も重ねても、容量が小さく短時間しか使えないため、電圧を上げるのであれば同時に容量も増やすために単四形ないし単三形の乾電池を直列で使うのが自然な形です。(誘導灯では単一形もあります)

単純にこのレギュレーションを突破するためだけに、ボタン電池を多数重ねて電圧と光量を上げる製品を作る事も出来なくはないでしょうが、もしもその様な「市販品」が登場した場合は、ボタン電池式についてより詳細な規制が掛かるか、正規許諾品以外の電池式がまとめて規制されて使用禁止になるか、のどちらかだと思います。

公式の案内では「機材の破損」と「周りのお客様のご迷惑になる」を理由に挙げていますが、長さの規制は兎も角として、ボタン電池使用に限定する事は、前述の理由とは直接的には結び付きません。
これは憶測ですが、光量および電圧で規制する事は現状では困難なため、より分かり易く「市販品である事」「ボタン電池式である事」と言う規制になっているのだろう、と。
個人的には、単三形電池ならばeneloopの様な充電池での運用が可能になるため、エコノミーかつエコロジーで宜しいのではないかと思いますが、規制の運用上「分かり易さ」に勝るものはありませんから、「光量や電圧で規制してボタン電池以外も解禁してくれ」とは言い難いです。

規制は強化され得る

現時点のアイマスにおいてはその兆候はありませんが、トラブルになれば、あるいは、演者を害する事態が起きれば、コンサートライト全面禁止と言う事態は充分に有り得る事です。
前述の通り、「他のお客様のご迷惑にならないように」と言う規制意図を無視し、現状の規制の範囲内で迷惑になるものを用意すれば、次回は規制がより厳しくなります。
細々と分かり難いルールを作っても、分かり難い故に守れない、と言うクレームに繋がりますから、いたちごっこになればより大雑把なルールで纏めて規制されてしまいます。

例えば、来年1月に武道館で行われる(アイマスからも4人が参加する)「リスアニLive-3」では、「一度に持つのは片手に1本まで」と言う珍しい規制が掛かってしまいました。
アイマスの4人がステージに上がる時、腕が4本無いと全員の色をカバーできないわけです。

  • リスアニ!LIVE : 観覧に関する諸注意とご協力のお願い
    • ペンライト・サイリュームは市販品のみご使用可能です。長さ25cmを超えるもの(誘導灯や改造されて規定を超えるもの)、改造・自作されたものは使用禁止です。またペンライトやサイリューム、フラッグを指の間に挟んで熊手の様な状態にして腕を振る行為は禁止とさせていただきます。一度に持つのは片手に1本までとさせていただきます。
    • 大声を張り上げる、音を鳴らすなど公演の妨げとなる行為、両手を左右に激しく振る、回転する、腕を振り回す、上半身を反らすなどの通称「オタ芸」と呼ばれる応援行為、過激なジャンプ行為は禁止とさせていただきます。

ちょっとキツイなぁとぼやきつつも、この規制の意図は分かるんですよ。
7thの横浜アリーナにて隣の隣の席にいた人は、ウルトラグリーンを片手に4本使用していました。
いわゆる「バルログ」ですね。指と指の間に1本ずつ挟み、複数のケミカルライトが拳から扇状に生えます。
これだけであれば、まぁ、ちょっと眩しいなぁと言う程度なんですが、この拳を単純に上下左右に振るのではなく、手首をくるくると返すと…あら不思議、その扇の光が視界を完全に遮ってしまいました。
バルログって動かし方次第で「線」の光を「面」に出来るんですね。自分も「THE IDOLM@STER」等の全員曲では両手でバルログする事が多かったのですが、今後は気を付けようと思いました。

自分が迷惑に感じて、初めて複数持ち・バルログの危険性(有害性)に気付きました。
「他のお客様のご迷惑にならないように」であれば瞬間発光量や発光面積を規制する必要があり、その結果として「片手につき1本まで」となってしまったのでしょう。
光害問題は電池式だけの話では無いわけです。

総括

ライブ運営側の規制の意図は、明確になっていると言えると思います。
化学式であれ電池式であれ、それが事故に繋がったり、他の観客の迷惑にならないようにしたい。

であれば、「現在の規制に抵触しなければ何をしてもよい」ではない事は分かりますよね。
例え現在の規制に抵触していなくても、それが事故に繋がったり、他の観客の迷惑になれば、いずれは規制強化により禁止されてしまう。

サイリウムのすっぽ抜け投擲(いわゆる「シューティングスター」)にしたって、コンディションの自己管理の問題であり、ライブ中に握力が落ちてきたら回復するまで自重すればいいだけの話です。
自分を律し、周囲に配慮して、「今この瞬間に俺さえ楽しければいい」ではなく、次回・次々回の可能性を狭めない「持続可能性のある楽しみ方」をしたいものです。

余談

ちょっと手持ちの電池式を確認してみました。

まず「大電光改」、ケミカルライトでも御馴染みルミカ社の商品ですね。
ボタン電池LR44を3枚使用します。軽くて細いので持ち易いですが、電池蓋の固定が弱いのが難点。
スイッチが誤操作し難いのは評価されるべきだと思います。

次に「ターンオン・ネオンスティック」、コンサートライトをペンライトと言い出したのはこいつらじゃないかと疑ってるターンオン社の商品。
私が持っているのは正確にはターンオンの同等品で、ミンゴスのライブ公式グッズとして売られた通称「ミンゴス棒」です。
ボタン電池LR44を3枚使用します。発光部は太いけど、下の方が細いので持ち易いです。
ただ、握りの部分がスイッチ兼電池収納部の蓋になっているため、振っているとOFFになったり蓋が抜けそうになる事も。
同社の製品の中では光量の少ないモデルです。

既に現役を退いていますが、一番の安物「ピカピカ棒」、100円ショップで売られています。
これ以前に紹介した2種類は「色の付いた半透過の筒を高輝度白色LEDで照らす」構造なのに対し、このピカピカ棒は「高輝度ではない色付きのLED」を4灯縦に並べています。
ボタン電池LR44を3枚使用し、売られているのは赤・青・緑・白の4種類。更にこのLEDを交換してオレンジ、イエロー、ライトグリーン、セルリアン、パープル、ピンクを作りましたが…改造品は禁制となってしまいましたのでお蔵入り。
これは安物だけあって作りが悪いです。LEDは細長い基板上に半田付けされてますから、基板の裏からだと光が暗いですし、電池蓋はプラスドライバーが無いと開閉できません。端的に言ってショボイ。手軽にLED交換ができて、LEDそのものの色を楽しめる事が長所だったのですが、改造禁止となった現在は何の利点も無い事に…。

引き続き禁制品となっております「カラフルビーム」、プレイアベニュー社の商品です。
ダイヤルスイッチによる操作で12色+グラデーション変化4パターンと変化する多色タイプです。
単四形乾電池3本使用のためライブには持ち込めませんが、ライブ以外の時に「念のため」鞄に入れておくことがあります。
単四形乾電池タイプの宿命で、握りの部分がとても太いため複数持ちはできません。

最後に「KING BLADE X10」、 ルイファン・ジャパンの御存知キンブレシリーズ、X10と書いてテンと読むそうです。
これも単四形乾電池3本使用で、柄尻のボタンを押す度に12色順番に色が変わります。
アイマスライブに持ち込めないものを買う必要も無いかと思いましたが、コンサートライトを使うのはアイマスの現場だけじゃないですし、ルイファン社はルミカ社から製品情報を盗んでいたと言う事で逮捕者が出てしまい、この製品は回収になるかも、との噂を耳にして思わず買ってしまいました。現在までに回収にはなっておらず、お店では普通に売られています。←情弱乙

ターンオン社だと「サンダーネオンスティック」シリーズ、キンブレシリーズにも「X10」より輝度の大きい「MAX」と言うモデルがありますし、「カラフルビーム」も光量はほどほどですね。今のところ規制対象なので関係無いと言えば関係無いですが、光量の軍拡に手を染めると周囲の人の迷惑になりますから、個人的には「ほどほどの光量」で「操作し易い多色ライト」が望ましいと考えています。
コミケで少し触らせて頂いただけですが、「シナモンブレード」もいいと思います。

今週の予定 2012年第50週

冬ライブ、夜の部1枚出るぜよとのお申し出を頂いて、俄然生きる希望が湧いて来た昨今です。
ありがとうございます、ありがとうございます、よろしくおねがいします。

生きる希望と言えば、ライブBRを見返すのも生気回復に有効です。
7thを見てたら、メドレー内の曲がフルで歌われている以前のライブも片っ端から見直したくなります。
無論、このクソ忙しい年の瀬にそんな時間は無いわけですが、

さて、今週もまずは期間モノから、秋葉原の「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」にて開催中のコラボカフェ「THE IDOLM@STER シャイニーフェスタカフェ」。当初の予定では12月6日(木曜日)までとなっていましたが、12月24日(月曜日・天皇誕生日の振替休日)まで延長するそうです。

サイト上にはそれが反映されていない記述が残ってたりして、こーゆー分かり難さがグッ鉄カフェの欠点だよなぁ。
それはそれとして、↓これは評価されるべき。

では、話を円盤へと進めましょう。
12月12日(水曜日)は「アイステ」ことラジオ「THE IDOLM@STER STATION!!!」の6枚目のアルバム「THE IDOLM@STER STATION!!! Amazing grace」がリリースされます。
収録されるオリジナル新曲は既に番組内でも紹介されていますが、今回も凄くいい。聞かなきゃ損です。

もう一枚、9月から「響 -HiBiKi Radio Station-」とニコニコ動画「響 -HiBiKi- チャンネル」で配信中のWebラジオ番組「ラジオ アイドルマスター シンデレラガールズ 『デレラジ』」から、DVD「ラジオ アイドルマスター シンデレラガールズ 『デレラジ』DVD Vol.1」がリリースされます。
同じく響ラジオステーションで配信されている「アイマスタジオ」(中村繪里子さん&今井麻美さん)からは、これまで録り下ろしトークを収録したオーディオCDと過去放送のオーディオデータファイルを収録したデータCD-ROMの2枚組みの形でVol.6までリリースされていますが、「デレラジ」(大橋彩香さん&福原綾香さん&佳村はるかさん)のVol.1は10月14日にナンジャタウンで公開録画されたイベント映像+録り下ろしパートのビデオDVDと過去放送のオーディオデータファイルを収録したデータCD-ROMの2枚組み。
ただし、録り下ろしパートはパーソナリティの3人が口を揃えて「大ヤケド」と評していますが…

更に同日、中の人関連(?)として、元バンナム所属の作曲家、佐々木宏人先生(!)の…
げふんげふん、いえ、なんでもありませんでした。

それでは、週末へ。
12月15日(土曜日)は「生っすかイベ」こと「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL」全巻購入キャンペーン シークレットイベント」が開催されます。
CD「ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL」に封入された応募券を全巻分揃えて応募するこのイベントですが、会場のキャパは300人程だそうで…うん、そりゃ当たらんわな。当選された皆さんは楽しんできて下さいね。(ギギギギギ…)

そんなこんなで、「生っすかイベ」を落とした俺が涙を拭って参加するのがこちら、同日にアニメイト横浜店で開催される「ラジオ アイドルマスター シンデレラガールズ『デレラジ』DVD Vol.1 発売記念 名刺お渡し会」です。
先程も御紹介したDVD「ラジオ アイドルマスター シンデレラガールズ 『デレラジ』DVD Vol.1」の発売記念イベントで、アニメイトの一部店舗で前金全額払いの予約者に対して参加券を先着配布していました。
番組パーソナリティーの3人、(「島村卯月」役)大橋彩香さん、(「渋谷凛」役)福原綾香さん、(「城ヶ崎美嘉」役)佳村はるかさんが参加し、13時からと16時からの2回行われます。
何ともお手軽かつ微妙な企画ですな!(←褒めてるのかどうか自分でもよく分からない)
下記案内ページを見る限り、まだ一部の店舗には参加券があるっぽいですね。

最後に中の人関連、12月16日(日曜日)より、吉祥寺の前進座劇場にて劇団ヘロヘロQカムパニー第27回公演「獄門島」の公演が始まります。
釘宮理恵さんが出演するそうです。チケットはもう無いとは思いますが、

今週末には選挙もあります。
全国的に衆議院議員選挙(比例区と小選挙区)があり、最高裁判所裁判官国民審査があり、
東京都であれば都知事選挙と都議会議員補欠選挙が、その他の地域でもそれぞれの地方議会補欠選挙を伴っている所は少なくないと思います。
日曜がお忙しくて投票所まで出向けない方は、期日前投票を済ませておきましょう。

正直、ぐだぐだ過ぎて気乗りしないんだけどね。

落穂拾い

先週言及した「ブシモ」ですが、その後GooglePlayへのリンクが貼られたものの、「恋愛リプレイ」はバージョン不適合でDLできませんでした。2.3以上、と言う条件は満たしてるんだけどなぁ…

ちゅーこって、「ブシモ」で遊ぶものが無い。ガッカリです。
アプリだけじゃなくブラウザゲームも何点か用意しておいてくれたら良かったのに。
何も無いんじゃ居座る理由もありませんし、モゲマスに戻りますね。

祝「ブシモ」始動!(と言いつつ苦言)

註:これは祝賀エントリに見せ掛けたdisりです。(待て

と言うわけで、本日2012年12月6日、ブシロードによるソーシャルサービス「ブシモ」がスタートしました。サイトオープンおめでとう!(パチパチパチ)
TGSにおいて大いに話題をさらい、期待と心配を集めた、ブシロードの社運を賭けた新サービスです。たぶんビッグプロジェクトです。
ブロッコリーの興亡(亡んでねーよ)を思い起こした人も居るでしょうが、とうに賽は投げられているのです。今はもう「どん判」とか言ってないでただ応援するしかないのですよ。

と言うわけで、期待に胸を高鳴らせながら、まずはユーザ登録をします。
そりゃ期待もしますよ。TGSの試遊ブースでは文句無しに高評価を集めていましたからね。
ユーザIDは「1212000***」となっていました。頭の4桁が年・月で、残り6桁が登録順の通し番号でしょうか。
では、早速ゲームを…あれ? 「大富豪」しかないの?

ふむ、既にリリース済みだった「ミルキィ大富豪」に加え、ローンチタイトルとして「恋愛リプレイ」「大疾走! ミルキィホームズ ターボ」が用意され…ているはずなのですが、どうやらこの2タイトルは現時点ではiPhone版だけのようです。
Android版も出るはず、と言うか、以前その様に読んだ記憶があるのですが、少なくともこの「ブシモ」のサイト上では一切の説明がありません。せめて(Android版を断念したのでなければ)「Android版は近日公開」とぐらい記しておいて欲しいところ。説明が不足しています。

そもそも、Andoroidだと(この時点では)ゲームの一覧を見た時に「ミルキィ大富豪」しか表示されてませんでした。その後、夕方に再度アクセスしたら「恋愛リプレイ」「大疾走! ミルキィホームズ ターボ」も掲載されましたが、そこから先の遷移は無いので、現時点で選択肢がひとつしか無い事には変わり無いか。やはり、一切の説明無しに行き止りとなっています。
で、現時点唯一の選択肢である「ミルキィ大富豪」ですが、「大富豪」自体は無料ゲームアプリとしては珍しくも何とも無いので、わざわざDLする気にもなれず…
つまり、現時点でこのサイトは、Androidユーザにとっては「ミルキィホームズのアプリを紹介しているサイト」でしか無い事になります。

あいたたた…。

うーん、これはちょっち宜しくないですね。ユーザの期待に対するギャップが大き過ぎる。
アバター作って馴れ合う需要なら、既に他のソシャゲサイトで飽和状態でしょ? ブシモの売りはゲームじゃないの?
TGSで高い評価を得たからこそ、相応の期待を持ってユーザ登録が行われるわけで、そこで「ソーシャルコミニティサービス以外はほぼ準備中です」って状況ならば、それはまだオープンするべきではなかったんとちゃう?
いや、iPhoneの方は計3タイトルあるからいいかも知れませんが、Androidの方は「プレオープン!事前登録受付中」とでもしておいた方が格好がついたんじゃないでしょうか?

私も副業の方では、
弊社「こんな状態で公開するなんてユーザの不興を買いますよ!」
クライアント(発注企業)様「ユーザがどう思うかなんて知らん。いいから黙って公開しろ!」
…みたいな残念極まりない状況は掃いて捨てるほどありますので、ブシモの中の人の心情を慮ると胸が張り裂けそうになると言うか胃がシクシク痛むわけですが、世の多くのユーザはiOS端末かAndroid端末のどちらか片方しか持っていないのですから、「iPhoneなら充分でしょ」で思考停止せず、「Androidユーザはガッカリするよね」→「まずはiPhone向けとしてオープンさせて、Androidは追って後日正式サービスインと言う体裁を取ろう」まで考えて頂きたかった。企画時に用意したペルソナに「Androidユーザ」は居ないのですか?

と言うわけで(?)、「アイマス感想ブログ(仮)」は「ブシモ」を応援しています。
ブシロード様、今後とも沼倉愛美を宜しくお願いします。

追記:

どうやら夕方になってAndroid版もGooglePlayで公開開始したようなのですが、それでもまだ「ブシロ」側からはリンクが張られてないと言うのはどーゆー事なんでしょうかね?
ソーシャル機能の方で運営をからかうコメントを検閲削除して回る事が、サイトのリアルタイム更新よりも優先すべきプライオリティを有しているとは思えないのですが…

今週の予定 2012年第49週

先週に引き続き、当方の副業が火を噴いている昨今です。
モゲマスもぷちますも更なる盛り上がりを見せているのに、概ね蚊帳の外。
まぁ、土日休めるだけマシだよな。世の中には何週間も休み取れない人も居るわけですから、

幸い(?)、今週はほとんど何も無い週です。円盤も出ません。
私が把握していないだけかも知れませんが…ツッコミお待ちしております。

まずは期間モノ、アニメイト「THE IDOLM@STER Museum」や冬ライブのチケット争奪戦第二弾が終わり、現在はこれだけですか。
秋葉原の「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」にて、コラボカフェ「THE IDOLM@STER シャイニーフェスタカフェ」を実施中。12月6日(木曜日)までです。

そして、中の人関連。
12月9日(日曜日)は初代「萩原雪歩」役の落合祐里香さん…じゃなかった、長谷優里奈さんの誕生日です。

今週は落ち着いていますが、来週になれば、また円盤が出たり、イベントがあったり、ですね。
来週末の「ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL 全巻購入キャンペーン シークレットイベント」(通称:生っすかイベ)は、関東では先週末に、関西でも昨日には当選者へ招待状が着弾していたようです。
そして、ウチには着てません。orz
会場キャパ300人程度らしいから、そりゃ当たらんわなぁ。

冬らしい冷え込みに加え、一部ではノロウイルスが流行ったりして居るようです。
皆様もお気を付け下さい。抽選当たってもイベント参加できなきゃ意味ないですからね。

それと、カレンダー編集に協力して下さってる方、いつも本当にありがとうございます。

ガルパンが面白くて悔しい

1話、2話と見て、「あー、これは俺の趣味には合わねぇなぁ。面白くない。切ろう」と思った作品が、その後、週を追う毎にぐんぐん面白くなってしまうのは、自分の洞察力の低さを毎週突き付けられている様なものであり、正直、悔しいと言わざるを得ない。
そんなこんなで、今期屈指の良作と評すべきガルパン、「ガールズ&パンツァー」であります。

(以下、8話までのネタバレを含みます。) 続きを読む