Pヘッドのメリットとデメリット

冬ライブの第一弾先行抽選、3件とも落選でした。
俺達の戦いはこれからだ!

まぁ、それはそれとして、先週に引き続き「Pヘッド」をプッシュするエントリをお送りします。
他人様にオススメする以上はオススメするだけのメリット(利益)が無ければならんだろうと思うわけですが、…よく考えたらあんましメリット無かった。

尚、シャイニーフェスタアニメ先行上映会の会場前チケット乞いでチケットを獲得できたのは「チケットを余らせている人に比べてチケット乞いが非常に少なかったから」であって、Pヘッドで悪目立ちしたせいではないよ、と言う事は強調しておきたいと思います。

ええい、無い知恵絞って考えるぞ!

メリット

  • 目立つ
  • 他のPからは比較的好意的な反応を得られる事が多い気がする
  • 冬は首から頭部周りが暖かい
  • 更衣室不要

順に説明します。

ええ、目立ちますとも。
遠くからでも笑ってもらえる「分かり易さ」が自慢です。
しかし、これはこの後のデメリットの方で挙げた「悪目立ち」と表裏一体かも知れない。

ライブの開場待ちと言うお祭り騒ぎの場においては、他の参加者からは概ね好意的に受け止めて頂いているようです。
7thではキャラメルとかもらったよ!

で、前回も書きましたが、Pヘッドは防寒具になります。
私の場合は水に強い素材で作っているため、6th東京では雨具の代わりにもなりました。

最後は、他のコスプレと比べての利点ですね。
「スーツ姿で出勤し、被り物を被る」と言う一連の流れの中で更衣室は必要ありません。手軽です。

デメリット

  • 悪目立ちしてるかもしれない
  • 視界の悪さから、人ごみでぶつかる等、周囲に迷惑をかける可能性がある
  • 夏は死ぬほど暑い
  • 強風に弱い
  • 行き帰りに荷物になるし、ライブ中に会場外で保管場所を確保しなければならない
  • 会話に支障があるので、仲間とわいわいやりたい人には不向きかも
  • 自分撮りは難しいので、他人に撮ってもらった画像を貰わないと手元に何も記録が残らない
  • 撮影要望に対応しているとご飯食べる時間が無くなる

あぁ、やっぱりデメリットの方が多かった。

「目立つ」事と「悪目立ち」とは厳密に区別されるものではありません。
目障りだなぁと思われてしまったら、それは「悪目立ち」です。

コスプレをする人達の暗黙の了解に「コスプレを許可されている場所以外ではしない」と言うのがありますね。海外では割とカジュアルに仮装をする文化があったりもするのですが、日本はオタクに対する差別と偏見が強いため、その様なルールで自衛せざるを得ないのだろうと思います。
同人誌即売会等のイベント会場以外は「コスプレを許可されている場所」ではありませんので、その辺りの暗黙ルールに抵触します。基本的には施設管理者の黙認に甘える範囲での遊びです。顔の大部分を隠す覆面となりますので、安全管理上の脅威であると認識されてしまう様な誤解を招く行動は慎みたいものです。

そもそも、「安全管理上の脅威」とまでは言わずとも、安全管理上のリスク要因である事は否定できません。
視界は大変悪いので、周囲の人の流れや足元には気をつけましょう。ぶつかったり転んだりすれば、「そんなもの被ってるからだ」と言う事にしかなりません。周囲の皆さんの御協力に心から感謝を、

被り物ですので、暑いです。夏場は本当に厳しい。
直射日光の当たる位置取りを避け、小まめな水分摂取で体調を維持しましょう。塩飴もどうぞ。扇子は必需品です。
万一熱射病で倒れでもしたら、これまた「そんなもの被ってるからだ」となりますよね。
夏はオススメしない。夏以外にやろう。

前面投影面積が大きいため、強風に弱いです。
突風で分解しそうになった事があります。車道にでも飛ばされたら事故になりかねません。

被ってる時は周囲の人にとって邪魔かも知れませんが、脱いだら脱いだで本人にとって邪魔です。
折り畳み出来るように作っても、持ち運びにはキャンバスバッグ(油絵のキャンバスが入る大きなバッグ)が必要です。折り畳み出来ない場合は車が必須なんじゃないでしょうか。
更に、ライブ中にどうするかと言う問題があります。例え折り畳んでも、会場に持ち込むと両隣の席の人の迷惑になると思います。車以外の手段で来ている場合は、会場近くで大きなコインロッカーを予め確保しておく必要があります。
7thでは2日目に寝坊してしまい、新横浜到着時にはコインロッカーが全て埋まっていたのですが、会場近くの駐車場を押さえた痛車オーナー氏が車の中に預かってくださいました。その節はお世話になりました。

そして、これが結構大きい要素なのですが、Pヘッドは「ぼっち向き」です。
周囲の音がヘッド内に聴こえ難い&こちらの声がヘッド外に伝わり難い事から、会話に支障を来たします。
仲間と集まってわいわい1時間ぐらい立ち話…と言うのには全く向かない。一対一ぐらいならなんとかなりますが、会話の相手には「難聴の爺様」と話している様な負担をかけるかも知れません。
これは他のコスプレ、トップク、ハッピとの致命的な違いですね。

しかし、孤独に甘んじるとどうなるかと言うと、自分のPヘッド姿の画像が残りません。
まぁ、トップクだろうがハッピだろうが自分撮りが難しい事には変わりないんですが、他人に絡んで撮影してもらわないと、ガンガン撮られている割に、自分の手元には画像が残らない…
7thでは何枚か自分のデジカメで撮影して頂いたんですが、6thの時は週刊アスキーさんに掲載して頂いた画像をDLしたものしかありません。zemsel Pと並んで撮ったのはあるけど、きくおうPと撮ったのが無いよ!

そして最後に、自分が物販列を抜けてから開場時間まで、調子に乗って撮影要望に応じていると、御飯を食べるタイミングを逸します。

以上の如くデメリットが非常に多いのですが、それを上回るメリットが…あるか? いや、俺的には充分に楽しいんだけど、デメリットを上回るかと言われるとイマイチ自信が…。
えーっと、きっと楽しいよ! ツェペリさんも言っています。北風がバイキングを作る、と。

今週の予定 2012年第46週

週末はグッ鉄カフェのシャイニーフェスタ上映会に行って来ました。
ミン族が沖縄だったり、アッキーが別途イベントしてたりと言うのもあるのでしょうが、声優さんゲストの無いイベントは競争率的には平和なものですね。
それならいっそ、アイマス作家陣(作詞家、作曲家さん達)ゲストのトークショーとかやってくれないかなぁ。

さて、いつものように期間モノの御案内から。
8週間ぐらいお知らせしていた、ナムコナンジャタウンと全国のナムコ運営アミューズメント施設のキャンペーン「ドキっ!アイドルマスターだらけのナムコ感謝祭★」は、先日の11月11日(日曜日)に終了しました。聴くところによれば、最後の土日はたくさんのPで賑わっていたらしいです。

先々週から秋葉原の「グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ」にて、コラボカフェ「THE IDOLM@STER シャイニーフェスタカフェ」を実施中。こちらはまだあと3週間あります。
私は(先日の上映会を除いて)2度行って、9種のコラボメニューの内の7種までクリア。期間中にあと1度は行く事になるかな。

冬ライブ「MUSIC FESTIV@L OF WINTER!!」のチケット先行抽選販売の申し込みは、第一弾が先日の11月11日(日曜日)23時59分に終了しました。第二弾の受付は来週となりますので、また改めて。

他にも、ローソンのキャンペーンが昨日まで(ハズレましたが)、生っすかSpecialの全巻購入による応募が16日まで、と色々な〆切が立て込んでいます。お忘れ無きよう。

さて、今週と来週は円盤が出ない週です。
と言うか、今週は全体的にかなり穏当なスケジュールなのかな?

昨日、11月12日(月曜日)にゲーマーズ秋葉原本店にて、「渋谷凛 応援!セット」「杏の飴なめたいセット」の予約受付が始まったようです。
商品自体は12月7日に発売になるシンデレラガールズ「渋谷凛」と「双葉杏」のTシャツ、マフラータオル、名刺ケース、ピンズ等々…のキャラクター商品のセットなのですが、中の人(「渋谷凛」役)福原彩香さんと(「双葉杏」役)五十嵐裕美さんによる「先行お渡し会&ミニライブ」を11月25日に開催するとの事で、全額内金予約により先着で参加券が配布された模様。

このやり口ってもしや…と思ったら、夏コミの企業ブースで同じくシンデレラガールズのグッズを展開して(「双葉杏」役)五十嵐裕美さんと(「諸星きらり」役)松嵜麗さんのお渡し会を開催したエグゾーストの商品なんですね。
個人的に福原彩香さんも五十嵐裕美さんも応援したいところですが、月曜から先着で受付とかノーチャン…と言う話以前に、正直この商品に価格相応の魅力を感じないんだぜ。特典で商品を売るような真似はちょっとなぁ…

まぁ、それはそれとして、アニメイトのアイマス展が帰って来ました。
11月16日(金曜日)より、アニメイト秋葉原にて「THE IDOLM@STER Museum」が始まります。
秋葉でのアイマス展は2011年2月以来ですか。会期は29日(木曜日)までの14日間となっています。なるべく早めに行きたいなぁ。

そうそう、秋葉へ行かれる際は秋葉原UDXの「東京アニメセンター」にも寄られては如何でしょうか?
11月10日(土曜日)~25日(日曜日)まで「ニュータイプ×マチ★アソビ アニメアワード大感謝祭」と言う展示が行われており、アニメアワードにおける各賞の受賞者(即ち、中村先生や錦織監督や待田堂子さんやyuraさんや神前暁さんやハム蔵)の受賞コメントを読める他、アニマスとFate/Zeroのアフレコ台本を手に取る事ができます。
うっかり20話の台本を読み始めて涙が堪えられなくなったのは秘密だ!そーゆー意味では1人で行った方がいいぞ!

秋葉原駅電気街口の改札を出て右へ向かい、道路を跨ぐ陸橋の階段を上がると、4Fへの直通エスカレーターがあります。
台本を除けば、単に各章受賞作品を紹介しているだけのあっさりした(短時間で見られる)内容です。
月曜定休である事と、19時には閉ってしまう事にだけ御注意を。

そして週末へ。
中の人繋がりのイベントだけですね。
11月18日(日曜日)に池袋サンシャインシティのナムコ・ナンジャタウンにて「アニソンぷらす公開収録 in ナムコ・ナンジャタウン」が行われます。
今井麻美さん、原由実さんが出演されますが、観覧は立見席も含めて抽選制で、既に当落も出ています。(私はダメでした)

でもって、11月19日(来週の月曜日)は「天海春香」役の中村繪里子さんの誕生日、と。

私事ですが、グッ鉄上映会から帰ったらメインのノートPCが壊れて起動しなくなり(ファン故障)、つい先程はルータが壊れてネットに繋がらなくなり、予備マシン&予備ネット回線で作業する事態になってしまいました。踏んだり蹴ったりです。

アイドルマスターシャイニーフェスタアニメ上映会 in グッドスマイル&カラオケの鉄人カフェ

遅くなりましたが、とある方面から「グッ鉄SF上映会の事は書かねぇの?」と言うプレッシャーを受信し続けておりましたので記録を残しておきますね。

整理券配布

この日は12:50から整理券配布開始と言う、ある意味「人に優しい」スケジュールだったため、10時過ぎに起床し、朝食を取ってからゆっくり秋葉へと向かいました。
ちょうど前日の仕事帰りにグッ鉄で夕飯にしていて、帰り際に受付で「12時45分から1Fで整理券を配布するよ。時間前に並んだら断固として解散させるよ」と教わっていたし、中の人ゲストは無いので競争率も低かろう(指示に反して指定時刻前に並び始める不届き者はそうそう居ないだろう)と言う読みで、20分前現地到着を目安に、1Fの本屋で時間を潰せばいいや、と。

実際、ビル前及び隣の駐車場周辺に人が多少たむろしている程度で、勝手列が形成されるような事は無かったのですが、かと言って何のトラブルも無かったわけでもありません。
このイベントの第一報であったグッドスマイルカンパニーのブログと、グッ鉄カフェのサイトの記述に食い違いがあった事が原因で、用意してきた「整理券受け取り条件」が間違いとなってしまう人がチラホラ。後にグッスマブログの方の条件でも救済措置が取られたようなのですが、公式列として列整理が始まった時点で、一度並んでから間違いに気付いて離脱する人も見られました。

結局この時点で整理券を配り切れず、午後のグッ鉄カフェ利用者には「その場で3種類オーダーして条件を満たして整理券を受け取る」と言う事も可能だったそうです。条件を絞り過ぎた+同時期の競合イベントと比べてそれほど魅力的でもない+宣伝不十分と言ったところでしょうか。
思うに、『サイトで案内している情報の大部分が店内では全くと言って良いほど案内されていない事』が一番不味いと思います。店内でも入口なり各テーブルなりでコラボメニューと一緒にイベントの案内が行われていれば、グッスマブログの間違った記述に基く認識は、その場で即座に塗り替えられていたはずですし。
その辺、ちょっと雑い。「WebSiteがダメダメなリアル店舗」なんて幾らでもありますが、「リアル店舗内の情報発信が不十分で、WebSiteに大きく劣る」と言うのは珍しいですね。

まぁ、それはそれとして、整理券を無事に獲得。36番だったかな。
最初に列形成された時点で、四十数名しか居ませんでしたよ。まぁ、前述の通り仕方無いとは思います。
少し秋葉をぶらぶらして、ついでにUDXの東京アニメセンターで「マチアソビ展」を見てから一旦帰宅します。

で、夕方にまた秋葉へ。
今度は上下スーツに、いつものキャンバスバッグで。そうだね、Pヘッドだね。
中の人ゲストも無い事だし、上映会のみなら多少の悪目立ちも許されるんじゃないかなぁと言う認識。
整理券の番号もそこそこ若いから、邪魔にならない端っこの席を確保できるはずです。
こう見えても色々と考えてるんですよ。

ただ、少し気が抜けていたようで社員証&社章を忘れてきてしまいました。通勤鞄に入れっ放しだ。

上映会

確か19時開場だったかな。
例によってあの階段に並んで待ちますよ。Pヘッドで、
程無くして整理券の番号順に待機列の誘導が始まるも、開場の準備が遅れているようで更に待機。
名刺交換なんかもしつつ、色々応募〆切が立て込んでますね、なんて話もしつつ待ちます。

で、開場。

Pヘッド、作りませんか?

最近じわりじわりと「Pヘッド 作り方」での検索が増えているようです。
冬ライブに向けて作ってみた、なんて話も小耳に挟んでいます。

先週までは「ハロウィンが近いからジャック・オ・ランタンのパンプキンヘッドでも作るのかな?」なんて思ってたんですが、11月になっても一向に減らない。
これはもう、冬ライブのチケット争奪戦が始まった事で、皆が「今度の冬ライブこそPヘッドで参加したい!」と準備を始めたに違いないね!

(と思ったんだけど、もうひとつ、「2013年元旦のWebアニメ『ぷちます!』配信開始をPヘッドで迎えたい」と目論んでいる可能性もありますかね。今思いついたんだけど、電撃さん主催で大晦日にカウントダウンイベントやればいいんじゃね? 中の人ゲスト無しなら「ベルサール秋葉原」規模じゃなくても問題無いはず…)

話が脱線しましたが、アレだよ。みんな冬ライブの準備を始めたんだよね?
と言うわけで、今年こそはライブ会場周辺で開場を待つ前の「何となくお祭り騒ぎ」に混ざりたい貴方、
「でも、コスプレってちょっとハードルが高いなぁ…」と考えているそこの貴方、
「季節的にオリジナルのネタTシャツで外うろつくには寒過ぎるし…」
「贔屓のチームも無いのに痛ユニホームは図々しいかな…」
「特攻服とか法被とかは着る勇気が…」そんな貴方!

Pヘッドは如何ですか?

冬はPヘッドには大変都合の良い季節です。
背広は元来、日本より寒い国の防寒着として成立した衣装ですから、寒い季節にこそちょうどいい。
夏場に日差しの下でフルフェイスのPヘッド被ってると熱が篭ってかなりヤバイ事になりますが、冬ならむしろ暖かい。
冬こそPヘッドを被るべきなのです。Pヘッドは防寒着!

と言うわけで、冬ライブまで少しずつPヘッドを推して行きたいと思います。
夏の7thライブでは残念ながら時間が合わず、3人居ながらも集合写真を撮り損ねましたが、今度こそ集合写真を!
今度の冬には、少なく見積もっても(チケットさえ取れれば)5人以上は現れるはず。
Pヘッドを広め、今度こそ集合写真の夢を現実にしたいと思う次第。

「Pヘッド」とは何か?

狭義では、「ぷちます!」に見られるような頭部がアルファベットの「P」の文字の形状で表現されている状態を指します。
広義では、顔面に「P」の文字が貼り付いている「Pフェイス」状態を含みます。

どちらも、アイドルマスターの世界におけるプレイヤー(貴方)自身である「プロデューサー」を描いた漫画的な表現です。

公式サイトでは、Xbox360版「THE IDOLM@STER」(いわゆる「無印」)のDLC紹介ページ内の「ぷろとん」先生の4コマ漫画内で「Pフェイス」、即ち「顔面がP文字で表現されたプロデューサー」を確認する事が出来ます。
恐らく同人界隈ではXbox360版以前(アーケード版の頃)から存在していた表現だと思いますが、初期の頃の事は私には分かりません。

参考:2次元媒体におけるP表現のバリエーション

参考までに、我々が被る「Pヘッド」の元ネタであるところの、同人誌やイラスト等の2次元媒体における「プロデューサー」の描かれ方についてまとめてみます。
貴方はどんな「P」になる?

Level.1 : 比較的写実的な「人物」の表現

特殊なデフォルメは施さず、その作品のテイストに準じた普通の人間の容姿で描かれる。
伝統的に暗色のスーツ上下にワイシャツとネクタイ姿で描かれる事が多いようだ。

バリエーション:

描き手の中のプロデューサー像であったり自己投影であったりするため、その姿は千差万別である。
眼鏡の有無は描き手によるが、プレイヤー(即ち「プロデューサー」)側の眼鏡率の高さが反映されているように思える。

ダークスーツに濃い黒のサングラスで描く作家さんも居る。これはウッチャンナンチャンの内村光良氏がお笑いバラエティ番組などで「プロデューサー」役を演じる時の様な、世間一般の「プロデューサー」の定番イメージのひとつと思われる。

  • 例:サークル「スクリー射撃」さん

アニマス以降、アニメで描かれた赤羽根Pのイメージに引っ張られたり、赤羽根Pそのものを描かれる作家さんも多い。

Level.2 : 人間の顔に「P」の文字が張り付いている表現

顔面以外の全身は「その作品のテイストに準じた普通の人間の容姿」だが、顔面に文字が張り付いているように表現される。
一般的には「目・鼻・口」あるいは「額から唇の上あたり」までが文字によって覆われている。

この時の「P」の文字はあくまで抽象的な表現であるため、コマによって選択的に描いたり描かなかったりと使い分ける作家さんもいる。
例えば、顔の一部(目や口)をアップで描くコマにおいては表情描写を優先して「P」字は描かず、引いたアングルにおいては「P」字で描かれる。

エロゲ主人公等でよく見られるように、目の辺りを隠す事で存在感や個性を薄め、主たる被写体であるアイドルの存在感を強調したり(プロデューサーの背景化)、無個性化によりPへの自己投影を促す効果もあるものと思われる。

バリエーション:

「P」の文字は一般的には太い白抜き文字で描かれるが、稀に細字であったり、厚み・奥行きを持つ立体的な文字で描く作家さんも居る。
また、側頭部、後頭部など、顔面を隠さない位置に「P」文字を貼り付けているものも、

  1. ゴシック体(サンセリフ)細字の「P」
  2. ゴシック体(サンセリフ)ボールドの「P」
  3. ゴシック体(サンセリフ)ボールドで厚みを持つ「P」
    • 例:サークル「少女騎士団」さん

Level.3 : 頭部自体が立体的な「P」文字形状の構造物となる表現

首から下は普通の人間だが、首から上は「P」の文字を立体化した地球上の既知の生物ではありえない形状で描かれる。
まるで被り物のようだが、作中ではそれが頭部そのものであるかのように扱われる。(抽象表現と、抽象表現のメタ表現が混在する事が多い)

ギャグ漫画等のコミカルなストーリーでよく用いられる。
頭が割れる、潰れる等の過激で残酷な表現を施しても、実際の人体の描写と違って印象がソフトになる利点がある。

  • 例:「ぷちます!」
バリエーション:

首の上に「P」文字形状の頭部が乗っている場合と、首が「P」文字形状の一部となっている(即ち、鎖骨の辺りから首の替りに「P」文字が生えている)場合がある。
また、「P」文字の向きについて、正面向き、左側面向き(顔面が垂直線、後頭部が半円弧、当人から見て左側面が「P」文字、右側面が「P」の鏡文字となる)、右側面向き(顔面が半円弧、後頭部が垂直線、当人から見て右側面が「P」文字、左側面が「P」の鏡文字となる)の3種類が見られる。

Level.4 : 全身が立体的な「P」文字状の構造物となる表現

もはや人間ではなく記号である。
そこにPが存在している事しか表せない(表情や体型・体勢を表現できない)ため、ギャグ漫画でもあまり用いられない。
動きの無いシーンにおいて、充分に引いたアングルで人物の位置関係のみを表すための抽象表現として用いられる場合がある。

  • 例:ピーちゃん